幼い頃からぼくの家は貧乏でした。
電気はつくときの方が珍しいです。
ガスも基本的に止まっています。
水がなければ死んでしまうので水はなかなか止められることはないようです。それでも止まっていた時期はありました。
学校のお金は、小さい頃に離婚した片親がたまたま先生が知り合いだったこともありこっそり払っていてくれたみたいです。
バイト代は自然と生活費へ消えます。
朝早く学校へ行き水道で体を洗います。
給食はめちゃめちゃ美味しかったです。
しかし高校生になるとそれもなくなり、お弁当を持っていないことを周りにバレないようにこっそり教室を出ます。
そしてときが経ち就職しました。
高卒ではありますが、誰もが知る大企業にそこそこの職種で入ることができました。
友人よりも手取りが多くて、ボーナスもがっつり3か月分。
貧乏からの脱出でした。
住宅補助もあったので一人暮らしをはじめました。
きれいなアパートで1日三食好きなものを食べて欲しいものが買える。
まさに天国でした。
こんな生活が一生できるなんて大企業万歳でした。
しかしそう長くは続きませんでした。
貧乏生活の反動からか生活水準はあがる一方です。
ボーナスが入れば返せるからとリボも使い放題です。
さらにこれも大企業の恩恵か、外車をオールローンで購入。
休日もしっかりとれたので毎週県外まで遊びに行きます。
毎月旅行に行きます。
気がつけばリボは200万円、車のローンが400万円になっていました。
しかしそれでも歯止めはききません。
さらにエスカレートしていきます。
つづく。