映画「石岡タロー」ご覧になられました?

限りなく深く真っすぐに結ばれたタロー(コロ)と飼い主の

揺ぎない絆。
45年に渡り石岡の片隅にひっそりと育まれた、

別離と奇跡の物語。

 

その昔、家で犬を飼ってた時期があって、柴犬が少し

混ざった雑種でしたが、ホントに「活発」でした。
散歩に連れて出るものなら、「ここぞとばかり」に走り

出し、中学入る頃の私にはリードを持って全速力も、

限界の速さで引っ張られていました。(>_<;
 

そこで、思い付いた(思い付いてしまった?)浅知恵で、

リードを自転車のハンドルの中心に針金で引っ掛けて、

連れて行こうと。
いや、今考えれば誰でも危険だと思いますよね。(^^;
それでも、適当に硬さがある太い針金を使って、

ハンドル軸に縛らずに引っ掛け、もしも強く引かれ過ぎたら緩んで外れるようにしたんですよ。
加速は楽だし、ブレーキで加減出来るし。(^^)v
 

…なんて、
快適に走ってたら、家の通りに戻る曲がり角で、

犬が電柱と建物の間を通り抜けた(最短コースかよ)

ものだから、ハンドルが電柱に衝突、思いっきり体が投げ

出されて…。
数分くらい気を失ってたらしいです。
犬は、ちゃっかり家まで戻ってて、ゴハン食べてたって

いうね。^^;
 

あー、また前置きが長過ぎ、すみません。^^;

タローが17年もの年月を、一日も欠かさず石岡駅に通い続けたって、現在では環境的に不可能な事なんだけど、本当に

その愛情は計り知れないですね。
そんな、コロ(タロー)と幼い飼い主の絆を記した、興味深い文献があります。
 

時代は、高度成長期。
商売を営んでたナカシマさんは、仕事に忙しい毎日でしたが、地域住民とのコミュニティ、自治整備などにも第一に

考えて活動していました。
青年団のリーダーを務めたり、日本で最も早く青年学級を

開いたのもナカシマさんだそうです。
そんな中、どんなに忙しくても、やってきた「コロ」に愛情を注いだのです。
特に、娘さんの恭子ちゃんは、心からコロを可愛がり、

お座りや伏せが即座に出来るようになっていたんですね。

 

「犬の年齢を人間にたとえると次のようになる。

・生後四か月、約六歳  
・生後一年六か月 二十歳
・以後、一年で四歳加算

(注‥犬の種類によって差異がある)
これによれば、コロは人間で言えば六歳から二十歳ぐらい

まで、ナカシマ家で育てられたことになる。
幼児期から成人までの大切な期間である。
特に、幼児期は性格形成の基礎となる時期で、このときの

躾は一生を左右する。
コロは、この大切な時期を、ナカシマ家の愛情をたっぷりと受け、すくすくと育っていった。
恭子ちゃんが幼稚園の年長クラスに進級した年は、東京オリンピック開催の年だった。」

↑ 一部抜粋。
人物名は映画の役名に書き換え、

自分なりの解釈にしています。
きちんと読みたい方は、引用元↓です。

 

コロ(タロー)を見失う | 美術情報2017-2020 (sakura.ne.jp)

 

幼いころの躾と愛情って、大事ですね。
大らかな時代と人間関係、誰しもが明るい未来に向かっていた風潮。
コロに与えた飼い主の愛情は、だからこそ、ゆるぎない絆だったんじゃないかな…。

 

 

「シネプレックスつくば」では現在も連続延長上映されていますが、2月22日(木)までで終了予定のようです。
封切りから、丸々4ヵ月という長期に渡り上映してくださり、本当に感謝しかありません。_(_^_)_

午前中ならば、つくば 2/22(木)まで。
午後からならば、土浦 3/1 (金)まで。
舞台挨拶もあります。
まだ観てない方も、もう一度観たい方も、機会があったら

是非足をお運びください。(_^_)

因みに、その転んだ時に怪我した右手小指は、後遺症で

今も真っ直ぐに伸びません。
これも思い出ですね。

またまた、長文にも関わらず最後までお読み頂き、ありがとうございました。(_^_)