今まで何を頑張っていたのか。
ふと、分からなくなることはないだろうか。
環境が変わったり、考え方が変わった場合にそうなることがある。
以前から検討していた、無洗米を導入した。
読んで字のごとく、米を炊く前の研ぐ作業が不要になる。
今までは、「どうせ、おいしくない」「日持ちしない」
と勝手に思っていた。
今まで当たり前だったものを守れないと、何か痛々しいしっぺ返しのようなものが来る。
そんな風に思うことが多いからだ。
米を炊く前に、研ぐ(洗う)作業は、特に冬場がしんどい。
水は冷たく、洗い終わるころには手が冷えて感覚がなくなる。
この作業をしないとおいしいお米はできない、現代でも最良の方法と思っていた。
しかし、無洗米の威力はすごかった。
まず、当然ながら研ぐ(洗う)作業が不要だ。
水を入れると白く濁るが、2・3度水を入れ替えると濁りが大幅に減る。
水に手を付ける必要もない。
また、炊きあがりのご飯のおいしさも変わらない。
プロじゃないから、厳密な違いに気付けないが、普段のものと何が違うかわからない。
さらに、コストもそこまで大きく変わらない。
精米するなら少々量は減るし、無洗米自体を買うとしても300円も違わないだろう。
研ぐのに使う水の量・時間を考えると十分ペイできる。
ここまでくると、今まで研ぐ(洗う)という作業が本当に必要だったのかと考えてしまう。
何事も、やってみよう精神が大事だと思った。
考えずとりあえずやる のではなく、 考えても結果が予測できないため観察しながらやる のである。
無洗米生活を続けてみて、デメリットがないか確認したい。