今週はマーメイドステークス(GⅢ)
梅雨シーズンの牝馬限定のハンデ戦、もうこう聞いただけで荒れそうな予感
リバティアイランドやスターズオンアースなど、牡馬を蹴散らしてしまうような女傑は参加せず
2勝クラスや準オープンを勝ったばかりの子や、オープン、GⅢの常連さんたちが微妙なハンデを付けられ競う
つまり何が来ても驚けないというようなレース
通常、ハンデ戦っていうのは僅か1~2kg程度の斤量差では埋められない能力差が出てしまい、結局重い斤量を課せられた方が強いケースが多い
特に0.5kgのような中途半端な斤量は、実力馬に出走してもらう為、『 1kgに満たない重量増でサービスした 』という場合が多く、たいていの場合はプラス材料と見るべきなんですが・・・・・・
このマーメイドSに限っては、そんな道理が通用しない
優秀なJRAのハンディキャッパーでも見抜けないくらい実力が図り辛い、そんなメンバー構成となる
だから53kg以下の軽量馬( 弱いと判断された馬 )がバンバン上位に来る
同じ実力か?と迷ったら、人気のない方から買うべきレース
象徴的なデータとして『 単勝10番人気馬の激走 』
このレース過去10年、単勝10番人気馬の着度数が、3-1-2-4
1番人気馬が2-1-1-6だから凄い数字だと分かる
今回の10番人気は⑤ラヴェル
又、おいしい単勝オッズが存在していて、それが単オッズ10.0~29.9のゾーン、
そしてこのゾーン該当馬に『 昇級馬 』という縛りをかけると、何と着度数が、
6-2-1-21、単勝回収率は309%、複勝回収率は154%
今回これに該当するのが、①ベリーヴィーナスと⑥ホールネス
◎は、⑥ホールネス
ゴドルフィンが名門藤原厩舎に預けた期待のマル外の大物( と見えます )
日本では馴染みのない種牡馬ロペデヴェガ、フランスの良血で今年のフランスダービーで産駒がワンツー、勢いのある血統です
この子も大物感タップリで、前走2勝クラスでしたが道悪の中京2200、僕にはノメりまくっているように見えました。あの走りで残り200くらいからエンジンに点火、あっという間に突き放した勝ちっぷり、牝馬限定のGⅢなら簡単に通過してしまいそうな可能性を感じます
心配はまだ見せていない高速馬場への適性、今回が試金石でしょうがこの子の可能性に賭けたい
〇 ⑨コスタボニータ
▲ ⑬アリスヴェリテ
△ ⑧セントカメリア
× ⑫タガノパッション
× ⑮エーデルブルーメ
× ①ベリーヴィーナス
× ⑩ゴールドエクリプス
馬券対象にしたい子があと三頭程いますがここまで
馬券は、⑥の単、⑥=馬連7点、馬連⑨=⑬⑧、⑬の複
ホールネスの鞍上は西塚洸二J
ニュージーランドからの帰国子女で英語も堪能、でも子供のころは日本の学校に馴染めず、イジメも受けた経験があるとか
競馬の世界に飛び込んで来ても日本独特の人間関係に苦労しているようです
ただ三年目の今年は騎乗数も増え、現在全国リーディング22位、初重賞制覇までもう少しの所まで来ました
少し尖っていて荒っぽい騎乗も目立ちますが、僕は若者らしくて好きです
もっと人間関係でも苦労し、打ちのめされ、でもそこから這い上がってスーパージョッキーになってほしい
今日は人馬ともにどの程度の器か、大いに注目しています