今年の夏のグランプリは京都競馬場が舞台

 

2006年、ディープインパクトが勝った年以来18年ぶりの京都開催となりました

 

 

 

 

 

同じ2200mでも阪神と京都ではレースのイメージが随分と変わります

 

向う正面から緩やかに下り、最後の直線に急坂のある阪神と、

向う正面から3角までが緩やかな坂を上り、3角から下って最後の直線が平坦な京都

 

パッと見、似たようなコース形態ですが少し違う、

この少しの違いがレース傾向を随分と変えてしまう

 

大雑把に言うと、『 持久力の阪神 』、『 瞬発力の京都 』

 

 

 

まず、阪神22は内廻り

 

小廻りに近いコースなので逆にスタート位置は4角の少し奥から。最初のコーナーまでの距離が長いのでどうしても前半ラップが早くなる

 

 

 

一方京都22は外廻り

 

阪神の外廻りほど極端ではないがでも内廻りよりは大箱コースとなる、こちらはスタート位置は逆に4角を過ぎた直線に入った辺り、阪神内廻りほど最初のコーナーまで距離がないので、そんなにペースは上がらない

 

 

 

4角からゴールまでの直線距離は

 

阪神内廻り=359m( Bコース )

京都外廻り=398m( Dコース )

 

 

 

約40m違う、この40mの差が騎手心理に影響し、仕掛けのタイミングも少し変わり

 

3コーナー付近から仕掛け、『 どこまで粘れるか 』という内廻りの阪神22に対し、

4コーナー付近から仕掛け、『 どこまで追い出しを我慢出来るか 』がポイントとなる外廻りの京都22

 

 

 

京都22の重賞レース、京都記念や京都新聞杯、エリザベス女王杯もこんなレースとなる

 

 

 

そして今回は、天気が雨確定

 

おそらく『 重 』以上はもう確定、ウェザーニュースの降雨予想からの芝状態は

『 不良 』っぽい

 

 

 

勝ち時計、2分14~15秒代の消耗戦、その中での差し比べ

 

を前提に予想しました

 

 

 

 

 

  ⑩ローシャムパーク

 

 

 

 

昨年の函館記念の走りを見るにつけ、道悪は上手いクチ

 

多分、今が成長のピーク、阪神→京都に変わりキレ負けしそうと不安でしたが、雨が相殺してくれそうです。

大阪杯で途中から捲っていったあの走りが宝塚のヒントとなりました

 

ハナに立つのはディープボンドかベラジオオペラか、ペースが遅ければ途中からハナに行ってもいい

 

クリストフはジャスティンパレスの方を選んだ事きっと後悔しますよ、

今年、GⅠで今一歩の戸崎君、意地を見せろ

 

 

 

 

 

  ⑫ブローザホーン

 

 

 

 

不良馬場の京都ならこの子が◎でもよかった、大外から飛んでくる姿が想像できます

 

ただ今年四走目というローテがちょっと引っかかる、その分だけの二番手

 

 

 

 

 

  ②ジャスティンパレス

 

クリストフがこちらを選んだ決め手は、正に阪神 ⇒ 京都のコース変わりだと思う

 

実際、ディープインパクト ~ キズナの血統ラインは京都コースでこそ

 

でも流石に雨までは想像していなかったんでしょう、良馬場ならドウデュースよりも切れた脚を使えたとも思います

 

 

 

 

 

  ④ドウデュース

 

パワフルなピッチ走法とあの馬体を見れば、道悪が悪いはずがない

 

ただこの子は休養明けのパフォーマンスが少し落ちる、又、今年は秋に大目標がある、ここはトレーニング代わりの試走、それで勝たれても仕方がない実力はあるが、オッズとの妙味を考えればここまで

 

 

 

 

 

×  ⑨ソールオリエンス

×  ⑦プラダリア

×  ⑬ルージュエヴァイユ

×  ⑤ディープボンド

 

 

馬券は、⑩=馬連7点、⑩の単、⑫=ワイド⑩⑨⑦、⑨の複、⑩⑫⇒三連単12点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨、京都の宝塚記念

 

といえば2006年のレース、やっぱり一番人気馬の凱旋門賞壮行レースでした

 

 

 

 

 

 

いつも単勝1倍台だったディープインパクト、この日も1.1倍だった

 

そんなプレッシャーを全く気にしていないような武豊騎手、どんなコースでも、どんな馬場でもいつも通り後方から

 

向こう正面で仕掛け始めると、3~4角中間付近ではもう二、三番手に並び掛ける

 

そこからは圧巻の強さを発揮しました

 

 

 

 

 

2024年の武豊騎手も、多分あのレースを再現しようとするはず

 

向こう正面~4コーナー、ドウデュースはディープになれるのか

 

要注目です