２０２１年日本映画
【 監督・脚本 】江口カン
【 出演 】岡田准一、木村文乃、山本美月、佐藤浩市、堤真一、平手友梨奈、
佐藤二朗、安藤政信
【 ストーリー 】
南勝久の人気コミックを岡田准一主演で実写映画化した「ザ・ファブル」のシリーズ第2作
裏社会で誰もが恐れる伝説の殺し屋ファブル。1年間誰も殺さず普通に暮らすようボスから命じられた彼は、素性を隠して佐藤アキラという偽名を使い、相棒ヨウコと兄妹を装って一般人として暮らしている。
一見平和に見えるこの街では、表向きはNPO団体「子供たちを危険から守る会」代表だが裏では緻密な計画で若者から金を巻き上げ殺害する危険な男・宇津帆が暗躍していた。かつてファブルに弟を殺された宇津帆は、凄腕の殺し屋・鈴木とともに、復讐を果たすべく動き出す。一方アキラは、過去にファブルとして救えなかった車椅子の少女ヒナコと再会するが……
岡田准一、木村文乃、佐藤浩市ら前作からのキャストに加え、宇津帆役の堤真一、ヒナコ役の平手友梨奈、殺し屋・鈴木役の安藤政信が新たに参加
映画．ｃｏｍさんから引用
Ｖ６の頃の岡田准一君、ほとんど印象がありませんが
役者岡田准一に痺れてしまったのが映画『 蜩ノ記 』で演じた、檀野庄三郎。
ホレボレするような殺陣を披露し、見事に居合切りの達人武士を演じました
聞けば、アクション俳優を究めるにあたり、格闘技にものめり込み、ブラジリアン柔術の世界大会にも参戦している程の熱の入れようだとか
三国志の曹操が好きなところや、スタントマンがやるようなアクションシーンも出来る限り自身でこなしてしまう、かつての千葉真一さんやスティーブ・マックイーンさんを彷彿とさせるところなど、本当に魅力的な、大好きな役者さんです
原作漫画を読んだことはありませんが、“ ファブル ” といえば岡田准一、というイメージが強く、ハマり役なのは間違いありません
こういう『 殺しのプロ 』が主人公となるストーリー
ジェームズ・ボンド（ ００７ ）やデューク東郷（ ゴルゴ１３ ）然り、ロバート・マッコール（ イコライザー ）然り、殺される相手はいわゆる『 悪い奴 』で、一般人に代わり天罰を下す好漢、
心の内に秘めるのはおそらく揺るぎのない正義感、また周囲にはどういうわけか美女が付き纏う
『 ファブル 』もまた同様で、在り来たりのワンパターンな設定なのに、観ていて気持ちがいい、スカッとする、世の中の悪に対する嫌悪感をバッサリ解放してくれるのがいい、やっぱりアクション映画の神髄はここなんですね
ただ、佐藤明（ ファブル ）が上記三人のヒーローと決定的に違うのは、間抜けな一面も持つキャラとして描かれているところ
極端な猫舌で熱い料理が食べられず、
大して面白くもな三流芸人のネタがツボにはまり大爆笑する
こういうのが又、魅力でもある
この作品の見どころは、スピード感あるアクション、カーチェイスの場面の数々
どう観てもＣＧとは思えず、実際にやっているようです
そして、やっぱりこの人だと思わせる怪演を見せてくれたのが
堤真一さん
一見温和な紳士、しかしその内面は･･････
サイコパスのような犯罪者を演じたら右に出る者がいないような独特の雰囲気をお持ちの堤さん、この映画も、岡田准一君と堤真一さんの対峙する姿が中心となります
クセのある役柄も、平凡な特徴のない役も演じられる堤さん、日本映画には欠かせないとても貴重な役者さんだと感じます
美女陣の中ではこの人、木村文乃さん
やっぱり凄腕の殺し屋、でもとても艶っぽい。
まるでボンドガールのような魅力を発していました
藤原紀香さんもいいけど、このひとルパン三世の峰不二子役にピッタリだと思う
また続編が観たい