終活にはまだ早いですが、昔を振り返ります。
懐かしい写真や思い出深い音楽をご紹介します
The Great Pretender ~ Freddie Mercury
2004年( 平成16年 )、当時勤めていた派遣会社
同年代の派遣スタッフと仲良くなり、行き帰りの車内での会話はいつも、『 競馬 』か『 クイーン 』ばかりでした
クイーンの曲で何が好きかという話題になり、『 キラークイーン 』だ『 ボヘミアンラプソディ 』だ『 レディオ・ガガ 』だといろいろな曲が上がり、僕の推しだったのがこのオールディーズのカバー『 ザ・グレートプリテンダー 』
フレディがHIVで亡くなる直前に撮られたと思われるこのMV
もう現世に未練が無いような、
全てを悟り切ったような、
ある意味演出しまくりだった自身の人生を振り返るような、
なんともいえない恍惚感のようなものが透けて見えます
プラッターズとフレディ・マーキュリー
時代も音楽ジャンルも違う歌手が歌う同じ曲、でもフレディの歌うこの曲には新鮮な驚きを感じました
『 道化師のように役者を演じるんだ・・・ 』という歌詞をフレディが歌うとプラッターズとはまた違う独特の響きがある
心の中の悲しみ、虚しさを優しく包むように歌うプラッターズ
一方フレディはそれを鋭く吐き出すように歌っている
当時の自分の立ち位置と重なりグサリと刺さる歌詞、フレディの歌はその痛みを倍増させます
無理して熱い男を演じ、人の上に立ち、周囲を見返してやろうと
そんなことばかりに心血を注いでいた20年前のオレ、すぐにメッキは剥がれ落ちるのに
今となっては懐かしさの方が勝る、見苦しい四十男の姿を思い返します