樫の女王を考察します

 

昨年末の阪神JF、先月の桜花賞、ここまでの三歳牝馬路線を見ると、もうステレンボッシュが強いのは確定で普通に考えればこの子が中心なのは間違いない


 

 

 

 

オークスというレース、距離が一気に800mも延びるのに前走桜花賞組が圧倒的に強い

 

これは基本、2400mに適性がある女子なんていうのはこの時期ほぼいません、

又そんなタイプはなかなか勝ち上がれずに、まだ未勝利戦あたりでぐずぐずしている

 

距離適性で言うならそんな子たちは、その後勝ち上がり、古馬になって距離を経験し、日経新春杯や京都大賞典あたりで好走するというパターンか

 

三歳春の段階では、距離適性云々などより世代の中での実力差が大きく反映されます

 

 

 

ということで、馬券も前走桜花賞組が中心となります

 

 

 

 

 

は、桜花賞馬ステレンボッシュ・・・

 

 

 

ではなく13着敗退の  ⑫チェルヴィニア

 

 

 

 

桜花賞時から決めていました、桜の舞台でどんな走りをするか興味深々でしたが、

合格、太鼓判!

 

長期休養明けぶっつけでGⅠ、大外枠から無理に位置を取りに行き、最後の直線でも進路を探し詰まり気味だった、スムーズなら掲示板はあった。着順ほど負けていない、他が苦にする分この距離は千六よりは走りやすいだろう

 

お母さんのチェッキーノへの想い入れもあります

 

 

 

ただやっぱり、13着というのは気になる

 

そこで桜花賞で10着以下に負けていた馬のオークスでの成績を調べてみました

 

 

 

 

 

桜花賞が今の阪神コースへとなった2007年以降で、

桜花賞で10着以下に敗れ、オークスへ参戦してきたのは過去17年で42頭

 

その42頭の着度数は

 

( 1-0-3-3-4-31 )、勝率0.2%、複勝率9.5%

 

勝ったのは2013年のメイショウマンボのみ( 桜10着 )

 

 

 

しかしこれをある指数でふるいにかけると随分と絞れました

     👇

( 1-0-2-2-2-3 )

 

勝率10%、複勝率30%、掲示板率は70%、単回収率285%、複回収率124%

 

 

 

 

 

その指数とは《 桜花賞・惨敗復活指数 》

 

 

 

とてもシンプルな計算式で

 

《 桜花賞・単人気 + 桜花賞・着順 + 桜花賞・(着差×10) + オークス・単人気 》

 

 

 

2013年のメイショウマンボを例にとると

 

桜花賞での単勝人気は ⇒ 4番人気

桜花賞での着順は ⇒ 10着

桜花賞での勝ち馬との着差は ⇒ 0.9秒、掛ける10で ⇒ 9

オークスでの単勝人気は ⇒ 9番人気

 

4+10+9+9=32

 

桜花賞10着以下から参戦する子はほぼこの数値が40以上となり、

大半は50~60の場合が多い

 

40を切れば “ 合格 ” とすると、上記のような着度数となる

 

 

 

つまり桜花賞で10着以下に負けていても、10~13着程度で、着差もそんなに無く、両レースでそこそこ人気していた子なら巻き返せる、という理屈

 

 

 

他にも

 

2017年桜花賞12着 ⇒ オークス3着のアドマイヤミヤビは “ 26 ”

 

2022年桜花賞10着 ⇒ オークス3着のナミュールは “ 18 ”

 

 

 

今年のチェルヴィニアの場合は

 

桜花賞・単人気 ⇒ 4

桜花賞・着順 ⇒ 13

桜花賞・着差 ⇒ 1.2(12)

オークス・単人気 ⇒ 2( 前日段階 )

 

で指数は31となる( 想定 )

 

 

 

イクイノックスの騎手と調教師のコンビ

 

クリストフがステレンボッシュではなくこちらを選択してきたことも心強い、

おそらくまだ体調が完璧ではない中での2400mの騎乗、スムーズに中段からやや前あたりに着けられることを願います、最後の直線は根性で追いまくれ!

 

 

 

 

 

〇  ⑦ステレンボッシュは距離もむしろ桜花賞よりも合っていそう、

一見非の付け所が無いですが、不安は鞍上

 

 

 

 

戸崎騎手の技術がどうこうではなく、GⅠで1番人気の戸崎君、ちょっと不安です

 

逆にこのレースも来週のダービーも獲り、二週続けて一番人気馬で二冠達成ということになれば、騎手として一皮剥けるきっかけとなるかもしれません

 

 

 

 

 

▲  ⑤コガネノソラ

 

血統背景、前走で見せた圧巻のパフォーマンス、大きなフットワーク、ここで買わずしていつ買うの、というくらい魅力的な一頭、別路線組では抜けた存在と写ります

 

 

 

 

 

 

△  ⑧ホーエリート

 

戦績の字面だけみると買える材料が乏しいのですが、この子はかなり長く良い脚が使える、間違いなく東京や新潟の長い直線が向いている。

前走は騎手を見ていると何て乗り方するんだ、という大雑把な騎乗、馬の能力で掴んだ二着と見ていい、今回もとにかく外を廻せといいたい、馬群に突っ込まなくていい

 

 

 

 

 

×  ⑭ライトバック

 

最後の決め脚はこのメンバーの中でも最強の部類、あとは折り合いに尽きる。

陣営も桜花賞後のローテに関し、オークスに行くかどうかかなり迷ったみたいです、このレースの結果如何で今後の路線が決まっていくようです

 

血統構成はジャスティンミラノとほぼ同じ、この子のレース振りは、今回は出走馬のいない友道調教師も注目しているかもしれません

 

 

 

×  ①ミアネーロ

×  ⑮サフィラ

×  ②クイーンズウォーク

 

 

 

馬券は、⑫⑦⑤の馬連BOX、⑫⑦=三連複6点、⑫⑤の単、⑤⑦の複、⑫⑦⇒1・3着三連単FM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年のオークス

 

◎は前走フローラSで馬券に貢献してくれたチェッキーノ、結構自信ありました。

でもシンハライトの鬼脚に屈し、悔しい2着

 

シンハライトを消して馬券も外し、ついでに顎も外れ

 

 

夜、ヤケ酒に浸ったのは言うまでもありません

 

 

 

 

チェルヴィニアにはお母さん( チェッキーノ )の無念を晴らしてもらいましょう