決勝

 

 

 

決勝に進んだのは報徳学園と健大高崎、この二校の決勝での組み合わせ、意外でした

 

昨年も二回戦で対戦していました。その時は報徳学園が7-2と勝利、返り討ちかリベンジか

 

 

 

 

 

   報徳学園    200000000 

高崎健大高崎 20100000×  

 

 

得点経過も、両投手のピッチングも同じような内容でしたが、ちょっとした長打力の差が明暗を分けました

 

150キロ近いストレートとキレのある変化球でどんどん攻めこむスタイルの両投手、そんな中でも的確なコントロールで打ち取る報徳の今朝丸君、一方健大の石垣君はスリーボールになるケースも多いが大事な場面では三振も取れる、ちょっと荒っぽい投球、投げた回数は同じ8イニングでも、85球の今朝丸君に対し石垣君は127球、この力のある荒れ球が報徳打線には効いた、ここまで打線の中心だった四番斎藤君を完全に抑えた

 

最後は指先に不安のあるエース佐藤君が1イニングだけ投げ圧巻の投球

 

 

 

 

 

 

緊迫した場面は九回ツーアウトから、四球で出塁した貞岡君の代走西川君

 

左投手の佐藤君にキャッチャーは強肩の箱山君、この場面で果敢にスチール、完全に盗んだ、また速い!。最後の最後まで気が抜けない報徳学園、流石です

 

 

 

 

 

 

報徳学園のイメージは春に強いチーム、二年連続準優勝は91年ぶり

 

夏は出場15回で優勝1回( 1981年 )、28勝14敗

 

春は出場22回で優勝2回( 1974年、2002年 )、準優勝2回、40勝20敗

 

どちらも勝率は  .666、まぎれもない強豪チームです

 

広陵( 広島 )や東邦( 愛知 )もイメージは春に強いチーム、報徳学園も春強いイメージが定着しそうですが、150校オーバーの参加校に神戸国際大付属、社、育英、滝川第二、東洋大姫路などライバルも多く、夏また来るのも至難でしょうが、第三・第四のピッチャーと共に打線も強化し、堅い守備と俊足ぶりを再び甲子園で披露してほしい

 

 

 

     

 

 

 

 

 

健大高崎はセンバツ初優勝、群馬県勢のセンバツ優勝も初

 

夏既に優勝を経験しているライバル、桐生第一や前橋育英に肩を並べました、この二校の優勝時は正田投手や高橋光成投手がほぼ一人で投げ抜きましたが、健大高崎には二人の絶対的エースが存在、しかもまだ新二年生。県内の勢力図をみても来年まで安泰と思えます、どこかで夏も優勝がみられるかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

低反発金属バットが導入され注目された大会

 

ホームランは3本、金属バット導入後の1975年以降最少でした

 

豊川、モイセーエフ君のライトポールを巻き中段まで運んだ一発と、

大阪桐蔭、境君のセンターフェンス直撃のランニングホームランが強烈な印象を残しています

 

青森山田の木製バットを使用した二人の打者や、二ケタ得点も阿南光の11得点のみというロースコアの得点も印象的、夏がどんな大会になるのか大いに関心があります

 

又、昨年春から、山梨学院、慶應義塾、健大高崎と続いた戴冠、関東勢の強さが際立ってきました、花咲徳栄( 埼玉 )や専大松戸( 千葉 )など甲子園で十分優勝が狙えそうな強豪チームもまだまだいます、夏が本当に楽しみです