== 第96回選抜高校野球大会 == 

 

 

 

3月18日開幕のセンバツ高校野球大会

 

注目の選手を取り上げたいと思います

 

※学年は2月現在の学年です

 

 

 

 

 

注目選手⑦ … 今岡 拓夢  内野手( 神村学園 年 )

 

 

 

 

180cm82㎏、兵庫県神戸市出身、強肩強打の大型ショート

 

昨夏、甲子園でベスト4に残った神村学園、今年の新チームも殆どが甲子園経験者。

でもセンバツまでの道のりは厳しかった。新チームの秋初戦は甲子園の準決勝から僅か一週間後、その後の鹿児島国体、九州大会と準備をする間もない程の過密日程。

それでも九州大会の一回戦、準々決勝は、沖縄尚学、日南学園という九州の強豪校を圧倒する試合ぶり、ただ選手たちの疲労は限界に近かった

 

ここも実力差を見せつけるかと思われた準決勝、新鋭熊本国府にまさかの惨敗、

そんな中でも評判通りのパフォーマンスを発揮したのが、一年生の今岡拓夢君。

九州大会三試合で11打数7安打、打率.636、優勝候補の三番打者として、消化不良だったチームにあって一人気を吐きました

 

肩も強く守備範囲の広い大型ショートストップ、神戸出身の将来有望な選手、

タイガースファンの方にとっては、名前といい要注目じゃないでしょうか照れ

 

 

 

 

 

注目選手⑧ … 植田 凰暉  投手( 熊本国府 年 )

 

 

 

その今岡君の神村学園を九州の準決勝で下し、決勝も勝ち初優勝したのが熊本国府高校、その『 背番号10 』のサウスポーが植田君

 

181cm、77㎏、熊本県上天草市出身

 

右足を巻き込むトルネード、強烈なインステップ気味で投げる姿は一昨年の吉村優聖歩投手( 明徳義塾 → 巨人 )を彷彿とさせる。実際に植田君は吉村投手をモデルにしており、元々オーバーだったのを、サイドにしたことで安定感が高まった

 

ストレートは120キロ後半。変化球は110キロ前半のスライダーを投げ込む。良いのは左打者の外角だけではなく、内角にも投げること。

プレートの一塁側に立ち、さらにインステップするため、左打者にとっては背中越しからくるので内に食い込むスライダーは初対戦では捉えにくい。コーナーへ徹底的に突くことで抑えていた

 

甲子園ではフォームに惑わされず、対応できるチームも現れる。

ストレート、変化球の球速があと5キロくらいアップすれば吉村投手に近づけるのではないか、一冬越えた植田君の雄姿に期待したい

 

 

 

 

 

注目選手⑨ … 中道 航太郎  捕手( 別海 年 )

 

 

 

 

昨秋、全道大会で初勝利を挙げると、勢いに乗りベスト4進出を果たした別海高校

 

その初戦勝利の立役者が、キャッチャーでキャプテンの “ 元四番 ” 中道航太郎君でした。1点を勝ち越された9回ウラ、一塁走者を置いて振り抜いた打球は札幌ドームのレフトスタンドへ一直線。人生初の逆転サヨナラホームランは、札幌ドームで高校生第1号ホームランとなりました。

二戦目の知内高戦でも延長タイブレークで、満塁走者一掃のツーベース、ここぞの場面で頼りになる頼もしいキャプテンです

 

173cm83㎏、北海道別海町出身、ガッチリ体型のパワーヒッター。1年秋からチームの四番を任されていましたが、打撃不調となり七番に降格、その悔しさを晴らす大活躍、甲子園では四番に復活した姿を見せてくださいね