105回夏の甲子園出場校予想

 

※予選決勝日程が早い地域から

◎=本命、〇=対抗、▲=3番手 △4番手以降、☆=応援校

 

 

 

 愛知・福井・富山・西東京・広島・東東京・大阪 

 

 

 

【 愛知 】 173チーム ( 昨年代表:愛工大名電 )

 

◎愛工大名電

〇東邦

▲享栄

△中部大春日丘

△中京大中京

△至学館

△愛知啓成

 

☆西尾東 ☆刈谷 ☆岩津 ☆安城学園  

☆豊橋中央 ☆桜丘 ☆渥美農 ☆杜若  

☆中部大一 ☆松平 ☆豊明 ☆星城  

☆岡崎城西 ☆西春 ☆中部大春日丘

☆愛産大工

 

 

主観的な感想ですが・・・、地元愛知の勢力図の特徴は

 

その年の中京( 大中京 )のレベルで戦力図が変わる?、

中京が強い年 = 文句なしに中京が甲子園に出るか、若しくはアッと驚く波乱がある。

中京がイマイチな年 = 他の私学4強で順当に決着。

今年は中京の戦力がイマイチなので、名電、東邦のどちらかで決まると見ます。

その中でも特に投手陣の充実ぶりで名電を上としました、3連覇でしょう。

東邦はエース宮国君の出来次第、エースをどこまで我慢して使うか、或いは変えるかの見極め、若い山田監督の采配にかかります。享栄はエース東松君一人に負担がかからないよう周囲がどこまで援護出来るか。3校からちょっと差のある私学第二勢力は横一線。愛知啓成、春日丘、至学館、上に挙げていませんが、愛産大工、中部大一、星城、誉、豊川、豊橋中央、波に乗って突っ走る可能性を秘めたグループです

 

愛知の高校球界、中心はどうしても名古屋の私学4強、その間隙を縫うのも至学館、大府、愛知啓成など尾張の強豪が多い。数少ない僕の地元三河からの代表校、記憶にある限り夏はこれまで、国府( 豊川 )、愛産大三河( 岡崎 )、豊田大谷( 豊田 )の3校しか無い。青山投手の国府、まとまりの愛産大三河、超攻撃型の豊田大谷とそれぞれ個性の強い印象的なチームでした。県内の有力選手がどうしても私学4強に取られてしまうので、ワンランク落ちる戦力で戦わなければならないハンデがありますが、5年に1回くらいは三河地区からの夏出場を期待したいなあ、特に2校枠のある記念大会は( 次は2028年 )お願い

私学の豊川、桜丘、豊橋中央、安城学園、杜若、人環大岡崎、岡崎城西、科技高豊田、公立の西尾東、刈谷、知立東、岡崎工科には特に期待しますグー

 

 

 

【 福井 】 27チーム ( 昨年代表:敦賀気比 )

 

◎福井工大福井

〇啓新

▲敦賀気比

△福井商

△北陸

△丹生

△若狭

 

☆武生商工

 

 

実力校、敦賀気比にいつもの勢いを感じられない今年は混戦模様。

今年の◎は工大福井、岡部君を中心に強力投手陣を揃えライバルに肩を並べました。2番手もここ数年力をつけてきた啓新、両チームともに打線の援護がどこまで出来るかに掛かる。センバツで大阪桐蔭に実力差を見せつけられた敦賀気比、全国での悔しさをどこまで県内で発揮出来るか、東監督の手腕に期待。好投手を揃えた丹生、福井商、北陸は打線が鍵、打ち勝ったチームが戴冠するような気がします

 

センバツで敦賀気比の優勝経験はありますが、過去、夏の甲子園では決勝進出の歴史が無い福井県。2014年の敦賀気比、1996年の福井商、1995年の敦賀気比、1969年の若狭と4度ベスト4があり、全て優勝校に敗れました。県勢悲願の決勝進出、優勝を果たすのはどこだろう?。前記3校以外では、工大福井、北陸、啓新、坂井、この辺りに期待しましょう

 

 

 

【 富山 】 40チーム ( 昨年代表:高岡商 )

 

◎富山一

〇富山商

▲高岡一

△氷見

△高朋

△高岡商

△石動

 

☆高朋

☆未来富山

☆富山国際大付

 

 

投の富商、打の富一の2強。強力打線の富山一が久しぶりの頂点に立つ、投手陣も夏を前に充実してきた、消耗戦になれば一利あると見ます。エース上田君を中心に層の厚い投手陣の富山商は打線の奮起にかかる。県ナンバーワンの声もあるエース土肥君を擁する高岡一も打線がどこまで援護出来るか。センバツに出た氷見はこちらは打線好調、リタイアしたエース青野君の復調に全てが掛かる。近年力をつけてきた高朋、実力校の高岡商、石動も可能性あり

 

年々レベルアップし、甲子園でも上位進出が望めるようになってきた富山の代表校、夏の甲子園での歴史を見ると高岡商、魚津、富山北部、富山商、富山一のベスト8が最高成績、過去3勝を挙げたチームは1958年の魚津高校のみ。甲子園で4勝以上、4強以上を挙げられるチームが出て来るか、歴史を作るチームはどこなのか?、個人的には富山第一高ではないかと考えています。因みにセンバツでは1986年、新湊高校が3勝、ベスト4の実績を残しています。

大相撲、朝乃山の横綱昇進も、富山県勢の甲子園優勝も、夢ではないと思います

 

 

 

【 西東京 】 123チーム ( 昨年代表:日大三 )

 

◎東海大菅生

〇早稲田実

▲日大三

△八王子

△国士舘

△明大中野八王子

△聖パウロ学園

 

☆聖パウロ学園

☆佼成学園

☆日野

☆富士森

 

 

春は早々と負けたものの、センバツ8強と存在感を示した東海大菅生が◎。エース日當投手が万全なら負ける姿が想像出来ません。打線の奮起と2番手投手の底上げが期待されます。抜けた選手が見当たらないものの全体レベルの高い早実が2番手、下級生が多いチーム、波に乗ると怖い。監督が交代しても実力維持の日大三、強力投手陣の八王子、上位常連の国士舘、明中八王子、聖パウロも有力、まだまだ公立の実力校や伏兵も多く混戦

 

日大三高を率い2001年と2011年2度全国制覇を成し遂げた名将、小倉全由さんが3月で退任されました。最後の試合となった3月の帝京高校との練習試合には2年前に退任された、こちらも夏全国制覇2度の名将、前帝京監督前田三夫さんも掛けつけ労をねぎらいました。東京を代表する二人のビッグネームのツーショットです

 

 

 

 

【 広島 】 83チーム ( 昨年代表:盈進 )

 

◎広陵

〇広島商

▲広島新庄

△崇徳

△如水館

△瀬戸内

 

☆尾道

☆広島国際学院

 

 

広陵で仕方がない、単勝オッズをつけるとしたら1倍台じゃないか?

それ程抜けている。トーナメント表を見ると、ライバルになりそうだった広島商、新庄、崇徳が揃って別の山に、決勝までは安泰、恵まれた、昨夏格下に足元を掬われ、味わった屈辱を選手達は忘れていないでしょう、秋までエースだった3年の倉重君、2年の高尾君、1年の堀田君が揃い投手陣は盤石、真鍋君や田上君の強力打線はもう説明不要。こちらも強力投手陣を揃えた伝統の広島商が2番手、どこまで抵抗出来るか。やはり投手が揃い、打線も力強い広島新庄と崇徳が続く。好投手の居る如水館、瀬戸内もレベルは高い。

 

本当にレベルが高い今年の広島。毎年10月に開催される国体、硬式高校野球は選手権大会ベスト8を中心に推薦されたチームが学校単位で出場しますが、各県の選抜チームでの参加方式に変えてほしい、以前から思っていました。

その場合、今年は広島県が優勝候補。大阪、愛知、兵庫、神奈川、千葉、東京もレベルが高そうですが今年の広島を上回るチームは無さそう

 

 

 

【 東東京 】 129チーム ( 昨年代表:二松学舎大付 )

 

◎関東一

〇帝京

▲二松学舎大付

△日体大荏原

△修徳

△明大中野

△堀越

 

☆共栄学園

☆日本ウェルネス

☆文京

☆東京成徳大

 

 

上位混戦。実力校の帝京、関一、二松、荏原、修徳が横一線。その中で投手陣が整備され伝統の機動力が健在の関東一高が抜け出すと見ました。2番手は同様に投手層の厚い帝京、ここは打線に掛かる。投打の全体レベルが高い二松学舎、修徳、日体荏原、明大中野、堀越が続く。今年はシード校がいない都立勢、小山台、城東、雪谷、文京の躍進にも期待したい

 

1974年から代表校が東西2チームとなった東京。

全国制覇は西4回( 桜美林、早実、日大三② )、東2回( 帝京② )とやや西が優勢。一方、夏選手権での直接対決は過去3回ありましたが

 

1977年、第59回大会、2回戦

早稲田実(東)4-1 桜美林(西)

1995年、第77回大会、準々決勝

帝京(東)8-3 創価(西)

2010年、第92回大会、3回戦

関東一(東)10-6 早稲田実(西)

 

と東東京の3戦3勝でした。

※早稲田実は校舎移転の為、東→西に移管

センバツでは1972年決勝で日大桜ヶ丘-日大三の日大対決がありましたが、

当時の西東京同志の対決でした

 

 

 

【 大阪 】 159チーム ( 昨年代表:大阪桐蔭 )

 

◎大阪桐蔭

〇履正社

▲金光大阪

△大商大堺

△近大付

△大商大付

△関大北陽

 

☆大商大堺

☆箕面学園

☆八尾

 

 

前田君どうしちゃったの?、と不安が過る大阪桐蔭ですが、西谷監督の考えもあってのこと、この大エース不在でも地力の強さ、選手層の厚さは全国屈指。やっぱり◎はこのチーム。4番ラマル君の活躍に期待したい。打倒大阪桐蔭を常に意識しているこのチームはもう2番手に甘んじるつもりは無いと、今年も気合が入っています、やっぱり選手層は厚い、センバツの結果は本当に不本意だったでしょう、〇は履正社。

評判のエースが居る▲金光大阪も強い、トーナメントの終盤どこまで打線が援護出来るか。どのチームにも素晴らしいエース投手が存在する大阪、大商大堺、近大付、関大北陽、大商大付も圏内

 

甲子園の大阪代表といえば、常に上位常連、優勝候補に挙げられますが、戦前の26回は優勝経験なし。夏の選手権大会の優勝は、戦後初の大会となった1946年( 昭和21年 )の浪華商が初。その後も少し間が空き、2回目の優勝校は15年後の1961年( 昭和36年 )の浪商( 旧浪華商 )、その後1963年の明星、1968年の興国と続き、10年後の1978年にPL学園が初優勝。大阪の代表校が強くなったのは意外と新しい。

PLがその後、83年、85年、87年に優勝し黄金時代を築きます。大阪桐蔭の初優勝は1991年、PL学園と入れ替わるように台頭して来ましたが次の優勝は17年後の2008年、その後黄金期を迎えますが、2019年に履正社が初優勝。少し風向きが変わりつつあるかもしれません。

近年復活してきた公立の八尾、一昨年決勝にまで来た興国、現在も強豪の大体大浪商、北野高や寝屋川高など、大阪の伝統校も、オールドファンが喜ぶ活躍を見せてほしい

 

 

 

 

 

2013年熱闘甲子園テーマ:ダイヤモンド ~ コブクロ