「 もう4:30だ…」
これだけ集中して机に向かったのは何年振りだろう…
店長代理の白川さんに台本を2日であげて欲しい… と頼まれたのである。
演劇には興味があったのだが、そこにSMを入れて行くと中々伝わらない。 言うかSMを知らない。 そこでインターネットで調べて妄想を膨らませる。そんな事をしてる間に朝になったのだ。
そんな時一通のメール…
「あっ!紫苑ちゃんかな? 心配してくれてるかな?」 など期待を込めて携帯に目を移すと白川店長代理だった…
「 出来た?」 の一言だけ…
彼は俺の上司でもなければ友達でもない。その一言だけ送って来るなんて…
「リンリーン リンリーン」
電話だ。
「 はい… 稲荷です」
電話の向こうで上司が怒鳴っている。
「ガチャ」
静かに寝たい
『 はっ!! 』
時計は19時少し前を指している。 あれ? あれれ? 会社は? 今日は休日?平日?
何時? 何日?何曜日? 何処?
何にも覚えて無い… 確か…
メールで頭に来て酒を飲んで…
あー 最悪だ。
そこからは上司に謝り電話 取引先に電話 YJにさぐりの電話 など1時間が過ぎた頃、一通のメール
「 白川です。 うちのオーナーが台本を見たいので今日の22:00に店 来て下さい。」
と一方的に言われた。
もう怒る気もなく素直に行く事にした。紫苑に会いたいからで台本はある程度でいいと思った。
電車の中で仕上げ切った… 久々に書き物をして少しにやけてしまった。
少し早めに着いたので、一階のチャールストンで待つことにした。白川さんにそれを伝え、コーヒーを頼んだ。 不思議なもんだ… 会社では電話で収め仕事以外の事で出向いている。実に不思議だ。
そこに以外の人間が現れた。
つづく