せっかく漫喫に来たのでアライ流拳法を解析する


「漫画読んでんのが一番早いんだろうなあ」と思いつつ「んなわけねえだろ」と思うので滅多に漫画を読まない。なんと全部記憶で考えて必要な分はネット検索だ!書き違いがおおいのはそのためなのでゆるしてちょんまげ。でもまあ席を外したいとかそういう必要があって漫喫に来る日もたまにはあって、気になったからアライ流拳法がどんなものかざっくり調べてみよう。手の状態が悪いから熟読はできません。

もう今回はわかる風に書くつもり自体がないのでわかんねえなと思ったらすぐに離脱することをオススメします、と前置きしてから書き始めよう。グラップラー刃牙第二部作中、急に「アライ流拳法」なるものが投入された。死刑囚編がなんか尻すぼみだったのでいつ仕切り直したんだろうとか思って最初読んでいたあの辺だ。スウェーバックが多い、ガードしない、距離をとるなどのボクシングのセオリーから外れた格闘技なのでまだ名前がなく、ボクシングから派生させた新流派。創設者は歴代もっとも偉大なボクサーとして名高いマホメド・アライ。完成させたのはアライジュニア。何巻だったっけなあとあまり読み込んでいないにわかファン全開で単行本を探したのでジュニア戦から読んだ。

アライジュニアに対するは達人渋川、武神独歩、範馬の血族ジャック。なんかこのとき渋川先生と独歩には猛獣のイメージがかぶるらしい。理屈の上ではこのときの渋川先生と独歩にはオリバ要素とドリアン要素がぶち込まれた後で、身につけた技でも使えないものがたくさんあるはずだ。館長、それ左右あってます?みたいな感じで独歩もやられたしな。避けられたのではなく外したのだ。神山徹と同じだ。

ここで渋川先生と独歩からいらんものを抜こうと思ったら誰か対抗馬をぶつけるのがよくて、擂抬祭で刃牙を治療したのと同じ理屈である。このあともう一度出てきたらちゃんと強い。ただ一つ大問題なのは、ジュニアがやられ始めた後である。ジャックにやられて渋川先生にやられて独歩にやられて、ケガが増えるのは仕方がないとしてこのボウズ逐一治療しているらしい。当たり前だろ!なんて思うボケナスは離脱してください。どんどん弱くなってほとんど力を残さない状態まで落ちたジュニアを助けたのは、偉大な父、グレイテストである。ここで体をベストに反転させて刃牙戦だ!と言いたいところだが、どうしても父親にはできないことがある。アライだってボクサーなんだからその手の訓練はしないはずで、人並みと言ったところか。舌が半分ちょん切れて無理やりつないだままだ!これだと体幹部の力がとんでもなくパワーダウンしたままで、脊椎への攻撃が直に脳に通る。攻撃される脊椎は終端、要するに股間である。ほとんど何もできずに倒され、失った喪失感で号泣。もう一度出てきたらもしかして強いのだろうか。その辺は想像つかないので置いておく。

すごいね人体な治療法の実践のために投入されたのかというアライジュニア、渋川、独歩を通して最自由と最凶が入り、最強級の闘士にやられた。たぶんこんな厄介な物を引き取ってくれるのは範馬の一族くらいなのだ。ジャックは血が薄い、というのはちょっとだけ違う方に走ったからなんだろうな。

えーと、勇次郎とアライの初対面はいつだっけ?とさかのぼって擂抬祭を通る。そしたら妙に気になったのだが、擂抬祭にいたドヘボ海王軍団。よくもまあこの体たらくで自信だけあったものだ、と当時の読者も思ったに違いないがこいつらなんか見覚えがある。たぶん、と思って一通り見たらまず間違いなく地下闘士のモデルチェンジ、みんな中国拳法家にしてみた!という試みで、見るも無惨に弱くなるらしい。

まあどう考えるかは各自すればいい。でけえんだからこいつだな、なんか引き合いに出されたな、どことなく面影があるな、刃牙が当たったということは末堂とかあの辺だな、そんなんであたりがつくように描いてある。なんで過去キャラがいないの?と言われることがある擂抬祭、むしろ過去キャラばっかりだ!全員わかるわけではないが楊海王はサモハン・キンポーで間違いあるまい、相手が相手だしな。

なんでサモハンが踏まれたクリボーみたいになってるかまではちゃんと考えたわけではないからわからんが、今回はその話ではない。余談として、刃牙対アライジュニアの戦いを猪狩が予想している。「アライジュニアが絶対勝ちます!」と言って外した。たぶん猪狩に聞くからこうなるのだ、顔に傷跡くっきりだし。理屈はわからん。あ、ジャックにも最凶が入ってたな。最凶死刑囚は思いのほか危なすぎる連中なので関わるとろくなことがない。もう最凶と言われているのにハッタリだと思っていたので危ないかどうかわかっていなかった。どうやらジュニアがかぶってくれたらしい、彼にもいいことありますように。






僕は今日もこのように加藤が一番すごいヤツ説を実証するためにがんばっています。僕は元気です。