「お母さん、私の母から耳に挟んでいるかもしれませんが、、私はワガママにも普通の子として生活がしたいと私学の学校でもなく今まで来ました。
海外へは仕来りのごとく母に騙され学校の行事の一貫とし行っておりましたが、大人になるまで自由にさせてもらいました。
それに私の左目は弱視です。
こんな私が圭さんの妻として横にいていいものかと悩んでいます。」
「圭は、、あなたの目の事知ってるわよ。
みんなであなたがその気になれば手術出来るように体制は整えるようにしているけれど、圭があなたはきっと望まないと。
彩花は彩花にしかない、」
お母さんが話してくれている途中、
圭君の声が挟まれた。
「母さん。それ以上は遠慮してください」
少し照れ臭そうな圭君が横に腰を下ろした。
「なんの話?、、といっても大体わかるけど」
「あなたがどれだけ彩花ちゃんのこと好きかって話をね」
「でしょうね、、!もういいかな。
母さん、送ります。ほら、用意して。」
お母さんを急かす圭君は少し恥ずかしそうに私を見て、
「ついでに出掛けないか?まだ早いし」と誘ってくれた。