引っ越してから少し経って圭君のお母さんが私の好きなケーキを買って来てくれた。

土いじりが好きというお母さんがカーデニングを手伝ってくれ、休憩にケーキを食べる。


すると、お母さんが話し始めた。

「圭ってね、若い頃からモテるのよね。

一葉(姉)が厳しいから女性には優しいでしょう。

でもね、○○さん家の子とか圭と付き合うのが自慢とか、、ね。

お母さんとしては鼻が高いけど、圭からするとちゃんと向き合いたかったのよね。

まぁでも恋愛して結婚出来ないんじゃないかって親戚や一葉を見て迷いが出て、、

反対する気はなかったのよ、こんなの古いわって思うしね。

でも、彩花ちゃんのお家に寄せてもらって少し経った頃に圭が○○商事との結びつきのメリットや○○の事業を強くする事とか難しい話を持ち出して、そのために彩花ちゃんとの結婚をさせてほしいと頼んできたの。」