大丈夫だよと肩を抱いてくれる圭君。
その向かいで○○さんは半身を起こした。
「副社長、なぜここに?」
「さぁ、、お前こそなぜ彩花の家に?
で、誰に断ってわが社のお嬢に手を出そうと?」
凄み合う2人。
圭君の秘書が現れ、さっさと○○さんを捕らえた。
「待って!」
「彩花??」
私は○○さんの前に出た。
「○○さん、なにか話があったのではないですか?」
「僕はあなたの優しいとこもかわいいとこも好きで、、でも副社長と婚約を知って所詮世界が違えば合わさる部分もないのかって悔しくて」
「お前がっ」
「住む世界とかわかんないけど、、
努力はすべきです。
自分に自信をもつべきだし持てないのに好きになってもらおうと思うのは違います。
自信持てる部分を持って好かれる努力をしてください。」
「彩花ちゃん、、ありがとう」
そう言い、秘書さんと家をあとにした。
そのあと、圭君にぺちんと頬を叩かれた。