もうすぐ引っ越しなのもありバタバタと過ごす中、
1通のメールが届いた。
ドメイン不明。
、、何枚かの私が写った写真、チョコの包み紙の写真と圭君とあげる結婚式場の詳細。
どういう意味だろう。
同期でずっと同じ部署にいる男の子でパソコンに詳しい子がいて、相談してみた。
もちろん、、副社長との結婚のことも話した。
驚いてはいたものの、私の父のことも知っていて番犬のような彼。
「すぐやるよ」
「ありがとう。副社長には、、」
「言わないの?」
「ひとまずは。」
「了解。でも身の危険を感じたらすぐ言えよ」
それからなるべく1人にならないようにしていた。残業もなし。
移動もなるべく誰かと一緒。
そして、圭君とは一緒にいないようにした。
''来賓の相談がある''
と、彼からLINEが来ていて仕方なくうちで待つことにした。
しばらくすると、インターホンが鳴った。
圭君が画面に写ったのでエントランスを開ける。
と、直後に家のインターホンが鳴り
早いな、、と思いつつ玄関に向かった。
同時間に例の同期からの電話も鳴っていたので出ながら向かう。
「ドメインはわからないんだけど、写真の角度が1度調べてみて○○のデスクからがぴったり合ったんだよ」
「えーー、、」と言いつつドアを開けると
○○が立っていて、中に入ってきてしまった。
しまった。圭君だと思って開けてしまった。