祖母のお店にみんな寄ると

祖母はすごく喜んだ。


祖母は祖父がなくなると会長婦人から引退。

そのあと、祖父との夢だった小さなお店を営むこととした。

私は以前から手伝うことも多く、

またこのしがらみの中での癒しであった。


「彩花ちゃん、圭さんとは仲よぉやってけそう?」

祖母が2人きりで話し始めた。

「大丈夫。私、この時のために決めてきたんやから平気」

「そう、、彩花ちゃんは強いなぁ

実はね、私もお母さん達も圭さんのお姉さんもみんな一緒なんよ。

でも、私は一度逃げ出してしもて」


ここにいる女性全て好きな人と結婚出来なかったんだな。

でも、、幸せそう。

「彩花ちゃん、それでも親は親やから悪い縁談は言いはらへんし、嫌なら断りゃええんよ。

今時、子供が巻き込まれることないんよ。」

祖母のきれいで強い目が好き。

祖母のようになりたいと、決めてきた。

自分の好きな仕事が出来なくても、恋愛結婚じゃなくても大丈夫。

ここの女性達をみていたらわかる。