正月旅行最後の夜は、湯治メインのシンプルな古いホテルに宿泊。

ディナーでワインを開けてアプローチ君も私も温泉にも入らず、ベッド入りました。


窓越しに風で温泉蒸気がモクモクと流れて窓に当たるのがわかりました。

意識なく瞬く間に眠りに落ちました。



寒い…


寒くて目が覚めました。

部屋は真っ暗、まだ夜中?

携帯見ると朝4時だ。


彼も寒さで起き上がり、電気をつけるも反応なし。

あれ?エアコンの吹き出しの羽が止まってるガーン


停電やなぁ。


真っ暗な部屋の中、ブレーカーを探して上げようとするもブレーカーは落ちていないガーン

上げ下げするも反応なしガーン

外の廊下の非常電灯も切れているガーン

彼がトイレに行く。




少しずつこれはまずいなという意識がもたげてくる。

私がトイレに行く。

水が流れないガーン

蛇口から水も出ないガーン


九州電力に電話し停電エリアか確認したが、無情にもこの建物のみの停電とわかる。


朝5時になり

服を着て非常階段で五階から一階におりる。

真っ暗闇とはこの事。

目が慣れても階段が見えない。


一階に降りると宿泊の老夫婦と宿の従業員とメンテナンスの人達がいた。



原因は隣から吹き流れる温泉蒸気が当該ホテルの電線にあたり続けて火がふいたそうな。


古い電線の為在庫もなく復旧の見込み無し。


部屋に戻り早々に宿を出る事にした。

その前にせっかくの温泉地、立ち寄りの湯に行った。

もちろんシャンプー石鹸無し。


熱くていい湯だった。



宿に戻りスーツケースをもって階段から降りる。

重いなぁ。


外に出ると改めて驚く。


この蒸気で周辺は雨が降ってるようだ。


これね、これが原因なのね。


宿にお礼と励ましの言葉を残して、歯磨きと朝食の為マクドナルドに駆け込み、大分空港に向かった。






何もできないことを学んだ。



大きな経験だと思った。




正月旅行はこうして最後に学びの一晩を経験しました。今はこの経験から震災等の不測の事態に備え、防災備品を揃えております。


日常がどんなに守られて便利なのか、とてもとても良い正月旅行でありました。




追画

大分空港前に別府地獄めぐりに少しだけ。














外国人が運転してますステッカー。初めてみました。


大分空港で。


機内でハイボールとサバ寿司