立秋・・・・・・・・・・

二十四節気の一つ。 陰暦七月の節で陽暦の八月七日、既に過ぎて
しまいました。暦の上ではこの日から秋に入るという「秋立つ日」です

この際・・、二十四節気を確認しておきましょう。太陽の黄経に従って
1年を24等分し、それぞれの季節にふさわしい名を付けたものです。

春 / 立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨  夏 / 立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
/ 立秋処暑・白露・秋分・寒露・霜降  冬 / 立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒 
  

                                 
139-05.yut   《 やまはぎ
             
やまはぎ:秋の七草でよく知られている。古くから好まれて万葉集
にもよく登場、
万葉集で詠われた花の中で一番多いのが 萩です。

」の文字は秋に草冠なので、まさに・・、秋の花です。花は豆の
ような蝶形花で、夏前から9月頃まで咲く。見頃は無論 秋でしょう。
                  
                                                  
139-10.yut   《 宮城野萩
                                                                                                            
宮城野萩
:日向と水はけのよい用土を好み、挿し木で増やせます。
                      
やまはぎ以外の萩は、ツクシ
ハギ、マルバハギ、キハギ、そして
画像のミヤギノハギなどや、ニシキハギ、シラハギ と言った
種類
までをまとめて萩と言う。

                                
                                                                 
139-02.yut

この頃、見上げる空が少しづつだが、遠く 高く感じるようになった・・。

西の空・・・・・                                          
「陽」が沈むまでには、いま少し間がありそう・・。 その夕陽を受けた
雲が少しづつ、少しづつ・・、柑子色 ( こうじいろ ) に染まってゆく。
                            
しかし・・、その柑子色は大空までは染められない。天高く、秋近し・・

                                                                                                                                   
139-03.yut
                                
昨日の夕方、西の空では夕陽を受けた高積雲が次第に羊雲となり
西空一面に大きく広がっていくのが見えた。
               
                                                              
立秋 実際にはまだまだ暑い時期です。しかし言葉の響きが好まれ
るのか、古歌や俳句には好んで用いられています。
                                                               

・・・・・そのに因み・・・・・
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
         風の音にぞおどろかれぬる」  藤原敏行・古今集

2008.08.10