下痢こそ治まったものの、抜け毛には何も対応出来ないまま日が過ぎていきました。


この頃にはもう後頭部はツルツル、実父からもみっともないから剃ってしまえと言われました。


日赤の定期受診(皮膚関連)でやはり脱毛もここまでくると気になること、原因を調べて欲しいと伝えると鉄分不足とかホルモン値の異常が無いかなどを調べてもらうことになり、血液検査してもらう事になりました。


どうせ血液検査をするなら、と血液型を調べてもらう検査をしてもらう為少し採血量は多くなるが1回で済むならその方がと思い合わせてお願いしました。


いざ採血になると、ベテランっぽい看護婦さんがどこかに電話。
しばらくすると明らかに研修医っぽい人が来て看護婦からレクチャーしてもらっている。


私もここでしっかり拒否をするべきだった。


注射針を刺されるも、やはり上手くいかず針を抜き差しぐりくりしまくる研修医。


息子はぽろぽろ涙をこぼしながらそれでも大きな声で泣くことなく耐えている。


まだ1歳の息子が泣くのを堪えながら涙するのに私も泣きそうになった。


みるにみかねた看護婦が、貸してくださいと研修医に言うも、研修医は離さない。

流石にキレる私。

なんでかわらないんですか?できないのに。

そこでようやく手を離す研修医。

結局採血できず、息子さん預かりますね、と連れ去られて部屋から追い出される私。

15分以上泣き叫んでいる息子。

ようやく看護婦に連れられ出てきた息子の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。

息子を連れてきた看護婦に、結局何回指したんですか、と聞くと2回だという。


両腕に貼られている止血テープ。

白衣の人が近くを通る度に泣く息子。

検査のためとはいえ息子に申し訳なくなった。

私が最初に研修医を拒否していれば。

経験が必要なのはわかる。

ただ、それで息子が実験台にならなければいけない理由は無い。

1回目刺される時はすごく大人しくしていた息子。

そこで終わっていればここまで怖い思いをさせずに済んだかもしれない。


本当に申し訳なかった。


帰宅後お風呂に入れるのに止血テープを剥がすと、刺された後が3箇所。

おかしい。
2回って言ったはず。

確かに長かった。

でもそれは2回目刺すのに息子が暴れていたからだと思っていた。


どういうこと?

なんで嘘つかれたわけ?

怒りが込み上げてきて、翌日病院に乗り込んだ。

言っていることの矛盾、研修医への不安を口に漏らしているのに確認をせずに処置を指摘した。

結果的に、息子は4回刺されており、(研修医2回、女医2回)研修医が処置することへの同意は掲示物で提示、それをもって同意とみなすということだった。

虚偽の報告に関しては伝えた看護師の確認不足とのことで、ただ平謝りされるだけだった。

今後処置に関しては研修医は一切拒否することだけを伝え、帰宅してただただ息子を抱きしめることしか出来なかった。


検査結果に関しては、全くどこも異常がないとの事だった。


2022.9.22



採血をしたのが9.27


気のせいかもしれないが、その後脱毛が一気に進んだような気がした。


2022.10.1