晴れ渡る空に幼い笑い声が響く
自転車に乗って坂道を駆け下りた
水音響かせはしゃいでた
取り戻せない穏やかな空間


辛い想いかさねて 人は大人になる
傷つけて傷ついて倒れながら


すれ違ったキミとの想い 行き先もなく
ほんの少しの勇気が出ないままに
しゃぼん玉がはじけ割れるように
七色に輝いたキミとの未来消えた



澄み切った夜に幼い吐息が触れ合う
自転車に乗って夜道を駆け抜けた
抱き寄せる腕が震えてた
刹那過ぎる穢れなき想い


あの日重ねかけたキスまでの数センチ
少しでも縮められていたなら…


最後にふれたキミの頬は突き抜ける程冷たく
この世の終わりを刻み付けた
しゃぼん玉のように空気に溶けて
七色に輝いたキミとの未来消えた


2003.6.11