治療ってこんなにおもしろい♪
こんにちは。いやさか鍼灸整骨院の大畑です。
去年から今年にかけて、とても素晴らしい体験をたくさんさせて頂いております。
僕は柔道整復師、鍼灸師ですが、東洋医学はちょっと小バカにしておりました。
だってよく分からないんですもの(笑)
脈診ってご存知ですか?
脈に触れてどこが悪いか診断するヤツ。
韓国ドラマの「チャングムの誓い」でもやってました。
あんなんでホンマにちゃんと診断出来んの??って思いません?
実際、学生時代に脈診の実技で三人の先生を試してみました(笑)
一人は中国人のいかにも鍼灸師の先生。(確か中国ではお医者さんの資格も持っていたはず。)
一人は中国で何年も修行した先生。
一人は・・・・普通の先生(笑)
実技の時間になって学生同士で「あ~だ、こ~だ」やってる時でした。
前々から脈診だの顔診だの、東洋医学をうさんくさく思っていた僕は
まずは中国人の先生に
「僕の脈はどうですか?」
って聞いてみました。
先生「○○○○」←診断結果(東洋医学では証と言います。)
ほう、なるほど。ありがとうございました。
先生が立ち去った後、僕は姿勢を変えることなく、そのままの状態で隣の同級生に
「○○先生、呼んできて」
と頼み来てもらいました。
「先生、僕の脈はどうですか?」
先生「△△△△」←診断
ほう、さっきの先生と全然言ってる事がちがうな。。。。ま、ええわ。ありがとうございました。
先生が立ち去った後、また同級生に全く同じように違う先生を呼んできてもらいました。
僕「先生、僕の脈はどうですか?」
先生「□□□□」←診断
全員言う事ちゃうやんけ!!!(笑)
しかも、それぞれがかなり自信満々に言ってるし。
この時点で僕は東洋医学に対して
「アテにならん!!」
と思いこんでしまいました。
でも、この決めつけたのがよろしくありませんでしたね。
その後、何年も東洋医学に対して
うさんくさいイメージがついてしまったのですが、
そんな僕、ただいま東洋医学にハマってます(笑)
キッカケは以前このブログにも書いた誰も治せなかった僕の強烈な慢性腰痛を治してくれた先生の言葉。
「人間の身体ってこれだけ医学が進歩してもわからん事だらけやろ?たぶん、まだ分からん事の方が
多いんちゃう??分からんものを分かる範囲で治療しようとすることの方が無理あると思えへん?分からんところはよ~分からんモンで治したらええねん。」
「患者さんを治したくて一生懸命西洋医学を勉強した先生は壁にブチ当たる。『どうやったら治せるんやろ?』って悩んで結局は東洋医学に行くねん。最近はお医者さんでも東洋医学を勉強する人多いよ。」
意味わかりますかね?
僕の解釈では東洋医学って小宇宙とか気とかエネルギーとか波動とか・・・
よく分からん言葉を平気で言いますけど、対象は世の中のモノすべてなんです。
人間はその一部。つまり、ぜ~んぶ網羅できるんですね。
う~ん、なんか表現が下手くそやな(笑)上手く伝えられないのがもどかしいですが、
東洋医学はスゴイっすよ!!って言いたかっただけです(笑)
痛いところに鍼を刺す、灸をすえる、マッサージをする、ストレッチをする・・・
これだけが治療じゃありません。
患者さんの頭を触って気の流れを整えるだけで肩こりが楽になったり、ベッドに寝れないほどのギックリ腰が寝れるようになったり、逆流性食道炎がその場で楽になったりします。
もちろん、一例ですし、ちゃんと全身の施術はしますが、それだけでかなり楽になることもあります。
全身やらないと頭だけじゃ、全く効かない人もいますけどね(笑)
この数年、いろんな治療家さんに聞きましたが、僕が「スゴいな~」と思った先生はみんな同じことを言います。
「先生が代われば診断が変わるのは当たり前。正解は一つじゃないよ」
って。
つまり、上記三人の先生の診断はそれぞれ合っていたそうです。
それを認めるか認めないか、信じるか信じないか…あとは患者さんが良くなるかならないか。
どんな方法でも結果が出れば良いですよね♪EBM (医学的科学的根拠に基づく医療)も良いですが、他の世界を見てみると世界が広がってなお良いのではないでしょうか。
たぶん、どっちも必要なんでいい感じで協力出来たら良いですよね~
いや~、治療っておもしろい♪
ありがとうございます!!
いやさか鍼灸整骨院
大畑