黙秘権はあっても偽証権(≒神権的戦術)などはあり得ない:どうしようもない証人が犯した失敗。 | エホバの廃証人:ユダヤ教の異端・ものみの塔鬼畜統治体&嘘つき腐臭幹部日本支部関連+諸事イッチョカミ

エホバの廃証人:ユダヤ教の異端・ものみの塔鬼畜統治体&嘘つき腐臭幹部日本支部関連+諸事イッチョカミ

「無価値な目撃証人」とは箴言19:28(新世界訳)で「どうしようもない証人」と訳されているWorthless Witnessの字義訳です。
ものみの塔日本支部広報の体罰に関する回答は彼らがそういうものであることを自ら示しました。
主にものみの塔関連ですが、そのほかいろいろ。

私がエホバの証人になったころ、「嘘を吐いてはいけない」という聖書の原則について司会者に次のような質問をしました。

 

「もし当局が『お前の知っているエホバの証人の家を教えろ。責任者はこの男か?』と聞かれたときにはどうすればよいのでしょうか。嘘を吐いてはいけないんですよね?』

 

当時は政治権力が宗教を迫害するということをエホバの証人は言っており、1975年の年鑑でナチスドイツによる迫害などが書かれていたので、当局によるエホバの証人に対する迫害はかなり現実的なものでした。

 

司会者の返事はこうでした。「だったら黙っていればいい。」と言われました。

 

これが黙秘権の行使なのです。まあ司会者も「神権的戦術≒偽証」などという言葉を知らなかったこともあるでしょう。神権的戦術とはわかりやすく言うと組織保身のための偽証ですからね。

 

さてものみの塔日本支部が少し前にメディアの質問に対して「回答は控えさせていただきます。」という姿勢を取っていました。この回答に対して怒りを感じた人もいたようで、中には自分のブログタイトルに掲げている人すらいます。

 

でもこれに対して私は批判的な記事は書きませんでした。それは組織がいわば「黙秘権」の行使をしたからです。

 

実際メディアはしばしばエホバの証人のことを誤解し、発せられた言葉を曲解して伝えます。

 

例えば2年前にNHKの逆転人生という番組で、元女性信者が登場しました。この方はエホバの証人同士で結婚したものの夫の暴力が激しくて離婚しました。そして再婚したところ、長老から「それは重婚で聖書的には罪になります。」と言われたという内容のものでした。インタビュアーの山里亮太や北斗晶は「重婚?」と言って驚いていました。エホバの証人の場合は、それは姦淫の罪ですが、重婚などとは言いません。しかし離婚して再婚したことを重婚と表現することでエホバの証人の非常識性をアピールしました。このような編集をされるのです。

 

去年の8月にはやはり元エホバの証人の横道准教授がミヤネ屋に出た時に、「教団の言うことに従わなければ地獄に落ちると言われた」と言いました。エホバの証人は地獄など信じていないので曲解して伝わりました。(のちに10月に出演したときは「楽園に行けない。」と訂正しました。)

 

元エホバの証人が出演するテレビ番組では多くの場合極端な例が紹介され、また事実をデフォルメして伝えます。例えば逆転人生の場合この元女性信者の親はかなり極端な教育をしていましたが、すべての親がそういう教育をしたわけではないのです。ただそういう親は少なからずいます。それこそこの女性の母親は日本支部が意図した「残念な親」です。でも一般化はできないのです。

 

ですから日本支部が「回答は控えさせていただきます。」と言ったのはその回答を曲解される可能性があるので「黙秘権」を行使したと考えれば、それは受け入れなければならないので私はそれに対して批判する記事は書きませんでした。その回答を受け入れられない人は黙秘権の認識がなく、ひいては人権意識の乏しい人です。

 

しかし「黙秘権」が被疑者の人権を守る武器だとしても、法廷での偽証は許されません。それは偽証罪になり処罰対象になります。

 

要するに公正さの象徴である法廷では、都合の悪いことを黙秘するのは権利ですが、偽証を良しとする権利はないのです。偽証は被疑者の武器ではないのです。

 

ところがエホバの証人の神権的戦術は偽証を武器とする考え方です。これでは世間では通用しません。

 

私がこの度の日本支部広報の発表文に対して厳しく咎めているのは、日本支部が偽証を武器とする神権的戦術を用いたからです。そのような武器など何の保護にもなりません。薄っぺらい紙を盾とするようなものです。

 

実に愚かで卑怯で姑息で神の怒りを買う嘘を吐いたのです。統治体JJに忖度するからこうなりました。格言19:28の新世界訳英語版では「どうしようもない」はworthless(無価値な)という単語があてはめられています。日本支部公表の言葉は価値のないものでした。