短期間に何度も聴く君が代。他の国の国家と違ってその重厚な曲調は戦いを終えた静寂にふさわしい気がします。
君が代の意味に関しては諸説ありますが、次のような解釈もあります。
「君」とは「き」は男性、「み」は女性を表しているとするならば全人類の幸福を願っている歌と言えるかもしれません。
体操種目別鉄棒で金メダルを取った橋本大輝選手は「国家は結構声を出して歌いました。伝わったかはわかりませんが。」と言っていましたが、国歌演奏中に横顔を映していましたが、しっかり大きな口を開けて歌っているのがよくわかりました。橋本選手は日本人として日の丸を見ながら君が代を謳うのは名誉であり、誇りであるかのようなことも述べていました。
日曜日の報道プライムで橋下徹が柔道の金メダリストに「君が代を謳うことを強制はできないけれど、そういう思いだったのか」を尋ねていました。選手はやや戸惑った様子でした。やや場違いな質問でしたが橋下徹は大阪市長時代に公務員が国歌を歌うのは当然だということで左翼系思想家の猛攻撃を受けた経験があったからでしょうね。
しかし「きみ」の意味を自分なりに解釈し人々の幸福を願うのであるならば、戦いを終えた後でそれこそノーサイドの精神で歌うのであれば歌えるのではないかなと思いました。
リオ五輪前の壮行会で、森喜朗が「国歌を歌わない日本人は日本代表ではない。」と言って物議をかもしましたが、上記のような説明をした上で国歌を歌うように勧めていたら印象は大きく変わったことでしょう。
君が代の好きなところは、「こ~け~の~」というところでドンドンドンと大太鼓が鳴り、その後に小太鼓が流れるところですね。荘重な感じが伝わります。