大陸プレートが少しずつ動き、それが潜り込むことによって地盤が「ストレス」をため、それが火山の深部のマグマを圧迫しこらえきれない状態になると、火山が噴火する。一方、ストレスにたえきれなくなった岩盤がストレスを解消しようとして一気に跳ね返ると大地震になる。2011年の東日本大震災もこれである。マグニチュードは8とも9ともいわれている。

では、どこが一番危機が近づいているのか。もちろん地震の予想が難しく5年や10年は誤差の内にも入らない。それも組み入れて、

今、一番危ないのは、九州八重山諸島である。1665年、1760年、1911年に大地震が起きている。100年に一度である。そう考えると2019年、いつ発生してもおかしくない。さらに怖ろしい事実がある。1771年のマグニチュード7.4の地震である。この地震は1760年の地震と同じ時期におきたものであるが、揺れはそれほどの被害をもたらせなかった。しかし、この地震によって、島の海底部の一部崩落が起こり、つまり島の大量の岩石が海底に向かって崩れ落ち、それが大津波を引き起こしたのだ。そして、東日本大震災を超える数十mの津波がおしよせ、石垣島などで2万人の死者、その後の疫病の蔓延などで今全体が壊滅状態になったのである。口永良部島などで、2015年ころから大噴火を起こしている。すでに地下ではストレス解消に向け微動地震や八重山諸島近辺で地震が続いている。やがて大きな自身が発生するであろう。

 次に気になるのは伊豆諸島沖地震である。その南沖で西の島大噴火が起こり、隣のと島がくっついてしまった。このようにすでに大地震の「準備」が始まっているのである。

ぜひとも、火山噴火とその後に起こる大地震の動向に気を配ってほしい。

火山で大規模で危ないのは、富士山ではないか。火山灰でなくハワイ型である。つまり溶岩が流れ出る。

東海地震、東南海、南海の大地震は比較的安定している。学者によっておおきな見解の相違があるが、科学的な対応をしていただきたいものである。