紀州のドンファン、犯人がなかなか特定できない。逮捕は無理であろう。前にも書いた通り、野崎氏は若い女性に性的な義務を果たせなくなっており、しかたなく本人が覚せい剤を違法使用したのだ。だから犯人なんていない。芸能人で覚せい剤使用をして逮捕された奴が何人もいたがほとんどが夜の快感を高めるためだった。野崎氏は遊びでなく極めて真剣に性的交わりを必要とした。世間の常識をはるかに上回る性への執着を彼は持っていた。彼は世間一般の欲求(うまいものを食う、平穏な家庭を作る、子育てや孫をかわいがる、社会的名誉や政治家になる・・・)などは全く考えずもっぱら金と女。それも常軌を逸していると思うほどの執着ぶりである。その野崎氏が性的な働きを失ったとしたら何としても克服したいと考えるだろう。栄養剤でもダメ、普通のカンフル剤でもダメ、そしたら違法でも効果抜群の覚せい剤に頼ろうと考えるのは無理はない。しかし、彼は覚せい剤など使ったことがない人だった。もちろん闇の人脈と金はあるから手に入れることは出来た。勿論提供者はだんまりを続ける。野崎氏は慣れないやり方で、決死の覚悟で覚せい剤を使ったのだ。まさに命がけで。

和歌山県警はその方向で捜査しているのであろうか。誰かを犯人に仕立て上げようと、無罪の妻や家政婦を嗅ぎまわっているだけではないか。私のような推理でなぜ捜査してみないのか、不思議である。