はい、最終話となりました。もちろん翔ちゃんですね。
どうしても翔ちゃんの扱いはこんなカンジ。
ま、いっかw

それでは。BL要素ふくみますゆえ。苦手な方回れ右でよろしくです。

 


さっきから目の前にある背中は気味悪い声をたてながら揺れている。
この部屋の主であるところの彼の前。テレビは延々と同じ場面を繰り返す。
落ちていく俺。ラップキスをされる俺。お返しする俺。
わざわざそこだけを切り取る編集してさ、なにがそんな楽しいんだか。

 

「ねぇ、ちょっと櫻井さん。あなたなにやってんですか。」
「え~?ぐふふふふ。別にぃ?」

 

収録中はシレッとしてたくせに。なんなの、あなた。

 

「まさか怒ってるんじゃないですよね?」
「まっさかぁ!」

 

ですよね。確かに怒ってるって感じではない。
大体それ言ったら散々このひとの方がやらかしてる。
ラップもなく生でバンバンと!
お互いこれも仕事と分かっているし、そんなことで今更嫉妬なんかしない。
なのになぜ。この男はこんなことしてるんだろう?

ようやく満足したのかテレビを消して後ろにいる俺を振り返ったその顔。
ニヤけてるその顔を見て嫌な予感が俺を支配した。
絶対!絶対にこの顔は良からぬ事考えてる!!

 

「ねぇ、二宮クン?」
「…なんでしょう、櫻井さん。」

「あなた本当に可愛いよね。」
「はい?」

 

いや、どう考えても不細工だろう。
さっき見てたのは、ほぼほぼラップで顔が潰れてましたけど?
にんまり笑うその顔が再びテレビに向き直ると
さっきまで見てた映像をまた再生し、
冒頭のラップに俺がツッコんだところで停止した。

 

「ほら、な?」
「意味分かんないんですけど。」

 

どう考えても不細工だろう。この顔。
いや、わざわざ面白くなるよう不細工になるの狙ったのよ?これ。

 

「顔じゃねーよ、声!言葉!お前イクイクって。」
「はぁ!?」

 

確認するかの様に、もう一回頭から再生し直し、同じところで停止。
いや、確かに言ってるけどさあ。それがなによ?なんなのよ?

 

「二宮クンが本気でイク時はこんなんじゃないもんねぇ。」
「ばっ!そんなこと知りませんよっ!」

 

ニヤニヤニヤニヤ。そんなコト考えながら見てたのか。
うっわ、ひくわ。この変態。わー、まじ変態。

 

「さらにここね。キス待ち顔。」

 

そこで停止すんな。

 

「二宮クンが本当にキスを待ってる時はもっと色気があるもんね。
物欲しそうなさあ。ぐふふふっふふ」

 

ああ、もう。嫌な予感は加速していく。

 

「こんなおとなしいキス、、、ぷぷぷ。」
「あなたねえ!!」

 

なんか、、こう。直接的に何された訳でもないけど羞恥プレイだろ、これ。
この変態!あー、まじでなんでこんなのと付き合ってるんだ、俺。

 

「ラップ越しってむしろエロイかもぉ。」
「は?」
「この薄い膜いちまい。コレがコンドーさんを彷彿させるといいますか。」

 

そんなの、あんただけだろ。
コイツ。変態仮面より変態だ。変態仮面超えとかプラベでやめろや。
ジリジリと俺に近づいてくる変態仮面+αはニヤニヤしてる。
ああ、キモイ。ヤバい。そう思うのに。
ちょっと期待しちゃってる俺もかなりヤバいかもしんない。

 

「二宮クンの本気。俺に見せて検証させて?」

 

俺の背中を撫でる指がイヤらしい。ゾクリとなにかが全身を貫いた。

 

「今日は薄い膜、、、なくていいよね?」

 

ねえ、それ。俺に拒否権あるわけ?
そんなことを言葉にするよりも前に、薄い膜などないキスで唇をふさがれた。
ああ、もう。どうにでもして。
ヘンタイに逆らうともっと変態なことされるって俺はもう身をもって知ってるからね。
抗うことなくその身をゆだねた。


 

と、いう感じで終了。
みなさんはどのバージョンがお気に召したでしょうか!
一番人気のカップルは消毒編書こうかしらー?←安易にそういうコト言わないの!w


追記

まじで投票してくれてる人がいるので。詳細を決めましたw

★締め切り11月3日21時
★総評数が25件を超えたら書く。超えなかったら書かない。
★締め切り後↑の条件クリアしていた上で一番票数の多いカップルを書きます。
★1人1回の投票。コメ、メッセ、ラインなに使ってもオッケー。
コメを公表してほしくない方はその旨記載してくれればまめみやだけに留めます。

それでは、腐った1票、お待ちしています。