こっちのバージョンも書かずにはいられなかった
あいにの担当まめみやwww
ええ、ZIP末ズ爆弾のあとのおはなしです。



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あーあ、もう。
めんどくさいことになった。
それもこれも全部潤君のせいだ。どうしてくれんだよ。

先輩と一緒の収録。
勝負に負けた俺達嵐チームを代表して
潤君が最新のモテしぐさ、なんて罰ゲーム披露する羽目になった。
だけどね、本当の罰ゲームは俺のほうだったということを
誰も分かっちゃいないんだよ!

女性役をと言われた瞬間。そりゃ、ね。即そんな予感はしたよ。
身長差を考えれば、こういうのに選ばれるのは俺か大野さんかで
潤君的にさ、リスクを思えばそりゃ俺になるでしょうよ。
おじさん選んで翔さんに睨まれるより、こっちならチョロイ。
そう考えたんでしょうけども!

あなた、知らないんだよ。こいつがめちゃくちゃめんどうだってこと。
優しい優しい相葉雅紀ですから?
笑って許してくれる。そう思ったんでしょうけどね?
とんでもない!とんでもないですよ!!
潤君に対してはそうでしょうけど。俺に対してはそりゃもう…

あの収録以降。むっつりむくれて、何も言わないこの人。
そのままにして長引くとそれこそヒドイことになるのは学習済み。
無理やり一緒にこの人の家まで帰ってきたけどやっぱり無言のまま。

「ねぇ、いつまでそうしてんの?」
「…。」

なんで今更あんなので妬くかなあ。
メンバーだしテレビだし。そんなのなんてことないでしょうに。
それが愛されている証拠といえばそうなんでしょうけどね。

「めんどくせーと思ってんだろ。」

ぼそっと呟く声にドキリとする。
俺がこのひとの考えが分かるように、やはり俺の考える事は通じているようで。
でもさ、それ分かるんだったら、めんどくさいことしないでほしい。

「思ってるよ、そりゃ。」

思っていないなんて言っても無駄だから正直に言えば
はぁ、と深くため息をつく。ため息つきたいのはコッチだっつーの。

「しょうがねえじゃん。嫉妬せずにはイラレナイんだから。」

膝を抱え込んだ姿勢でうつむいてた顔を上げて言うコイツは。
めんどくせーけど、俺を喜ばす天才だ。
分かってるけど、言われたら嬉しいわけよ。俺だって。

「んふふ。しょうがないひとですね。」




ちゅ、とおでこにキスしてやって。
それから。潤君が俺にやったように壁ドンして、顎クイして
耳たぶにふれて、、、そこまでやったところで
ようやく俺がなにしようとしてるか気付いたらしいこのひとは。
真っ赤になったあと。ギラリと雄の目になった。

「違うでしょ。逆じゃん。」

あっという間に形勢逆転。
壁ドンじゃなくて床ドンだったけど。
押し倒すように仕掛けられたそれは潤君にされたのなんかより
うんとうんとドキドキしちゃう。
潤君にされた時はただただ恥ずかしかったけど
この人にされたら、さ。その先への期待とか。
そこそ今更なのにときめいてしまったりして。
俺から首に腕を絡めると満足そうな顔。

「くふふ。さっきはそんなんしてなかったじゃん。」
「あたりまえでしょ。」

俺が自ら欲しいと思うのはあなただけなんだから。

「さっきの乙女ちゃんとは大違いだな。やらしーの。」
「乙女ちゃんってなによ。」

意味の分からない事言うこの人に。
わざと意味深な笑みを浮かべてやる。

「やらしく見えるなら、期待にこたえてよね?」
「…まかせて。」

ああ、もう。
すっかり誰も知らない、俺だけが知ってる雄の相葉雅紀になっちゃった。
まだまだ明日も仕事は過密スケジュールだというのに
こうなったらコイツを止められない。

あー、まじでめんどくさい。
なだめても、なだめなくても。とにかくめんどくさい。
俺がこんな目に合ってるなんて誰も想像もつかないでしょうね。
ま、想像されてても嫌だけど。

こんなめんどくさい相葉雅紀を知ってるのは俺だけ。
それこそ、世界中の誰にも知られたくなんかないの。

結局。
嫉妬せずにはイラレナイのはお互い様。
そういうこと。
いまさらだろうが、なんだろうが、ね。