しやがれ@ラップキスネタ
書かずにはいられませんでしたw

たまには限定解除w
BL要素含むので苦手な方は回れ右!!



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「だーーー!もうっ、絶対!ぜぇったい
鈴木さんにののコト本気になっちゃったよ!」

楽屋に入るなり吠え出したのは我が愛しの恋人だったりする。
ラップキスなんて、いかにもバラエティな企画で
なんでこうも興奮できるんですかね。

世間では“騒がしくて、ちょっとおバカ”に思われてるこのひとも
実のところは結構ちゃんとした大人。
仕事に対する姿勢だってクソが付くくらいにマジメだし
人に対する気遣いは「そこまで?」ってビックリするくらいだ。
未だにメンバーだろうが家族だろうが無意識に気遣ってしまうこの人が
俺に対してだけは容赦ない。遠慮なんてしたことがない。
それが俺は嬉しかったりするんだ。

「大体なー、あんな可愛い顔でキス待ちしなくたっていいだろ!?」
「してませんよ。そんな顔。」

嘘。わざと可愛いと思われるだろう顔したよ。
すぐにラップでブサイクになるけどさ、その瞬間の可愛い顔を
このひとがちゃーんと見てるって分かってるからね。

「しかもお前!突っ込むときに“あーダメダメ‥‥イクイク‥‥”って
おまっ、、そんな、、、それはダメだろう!?」

もちろんわざとですけどね。
わざとついでに大きくため息をついてジロリと相葉さんを見てやった。

「そもそも、たまたま俺が選ばれただけで
もしかしたら、あなただったかもしれないでしょ?」

「だからっ。最初から鈴木さんはにの狙いだったんだろ!」

そんな訳はない。俺が選ばれたのは
あなたが選ばれたら嫌だから全力で阻止したからってだけのこと。
まぁ、彼を誘導するのは簡単だったけどね。

「それに松潤もさ!なんでお返しだなんて言うの!?」
「えー、バラエティだし面白くしようと。」
「そ、そうだぞ。松潤は自分の仕事しただけだぞ。」

とばっちりを食った形の潤君をリーダーが下手くそに庇いだした。
潤君に噛み付くなんて珍しいなんて思ってたら俺を見て翔ちゃんが含み笑い。
…バレてたりする?まさかね。

「いいじゃないですか。仕事だし、バラエティだし、ラップ越しだし。」
「いい訳ないだろ!!」

俺に向き直って肩をぐいんぐいん揺すられた。なにその必死な顔。
そんな顔、俺を喜ばせるだけなんだけど?

「ラップなんてなあ。あんな薄くて軟らかいもん。
にのの体温も唇のやわらかさも全部伝わっちまうだろう!?」

「は!?ちょ、生々しい言い方やめろや!」
「そんな生々しいことしたのはお前だろうがっ。」

相葉さんがキャンキャン吠えるのを楽しんでたけど
だんだん、、なんか…あれ?ちょっと予定よりヒートアップしすぎじゃない?
しかも、ここまだ楽屋だし。いつもなら皆がいる前でここまでしないのに。
やばいかも…。そう思った瞬間バカみたいに強い力に引き寄せられて
噛み付くようなキスが降って来た。

え、ちょ、嘘でしょ!
ここまでしなくていいってば!!楽屋!ここ楽屋だから!!
バンバンと俺を抱きしめてる奴の背中を叩くけど動じない。

「ん、、ふぁっ、、んんんっ!!!」

嘘でしょーーーー!!!!このバカっ。
そこまで見境なくなるなんてのは想定外。
本気で焦る俺に容赦ないキスは止まらない。

ようやく開放されたときには、どっちのものか分からない唾液で
顔中ベタベタで。もう恥ずかしくて死にそう…。

「あんた、、、ね、、ここ、楽屋」
「こうして欲しかったんだろ?」

耳元で低い声で囁かれてゾクリとする。
え、なにそれ。ちょっと待って。それって…。

「ははは!亮平君や潤まで巻き込んだ罰だな。」

翔ちゃんが豪快に笑った。
やっぱりバレてたのか。潤君も嘘つけないからなあ。
で、そんな潤君に翔ちゃんが気付かないわけない、か。
楽屋を見渡すと困った顔した潤君とニヤニヤしてる翔ちゃん。
リーダーだけがぽかんとして

「は、はげしいな?」

なんて言ってるけど。

あーあ。侮ってた。
俺がこの人たちのコト分かるように
この人たちも俺のこと分かってるんだった。
…リーダーは別として。

「相葉君、さすがにこれ以上はここではやめろよ?」

翔ちゃんの言葉に相葉さんったらありえない位に美人な顔しやがった。

「くふふ。もちろんだよぉ。
朝まで俺んちでしーっかり消毒してやっから覚悟しろよぉ?」

口調はふざけてるけど本気だ、このひと。
浅はかな俺の計画は見事に覆された。

でも、、、まぁ。
そういうのも悪くはないんだけど。