そんなことがあってから再び5人で仕事になった日。
なんだか末っ子たちの雰囲気が更に甘くなってて。
これ、もしかして?
そう翔ちゃんと目配せしあった。
これは追求しないとねーーー。お兄さん気になっちゃうかんね!

てことで。
急遽5人で飯をセッティングしたわけ。
そういうのうまくやっちゃえるのが翔ちゃんさっすがーなんだけど。

店までもう少しってくらいからにのの様子がおかしくて。
少し顔をしかめたり体を折り曲げたり。

「どうしたの?」

聞いても

「ちょっと…。」

そう言って笑って。何度かそんなやり取りを交わして席に着いたころに

「ごめ…腹イタイ」

って。え、我慢してたの?なんですぐそう言わないんだよ!
もう、だめでしょ。そんなのって。
俺が慌ててると松潤がさっとにのちゃんを抱えて

「俺送ってく!ニノ?大丈夫?トイレ行く?」

真剣な顔して心配そうにしてて。
ニノも大丈夫って言いながらも苦しそうなのに

「ごめんね」

俺らに気ぃつかっちゃってさ。
2人が帰っても心配してる俺に翔ちゃんが

「大丈夫だよ。」

そう言ったけどやっぱ心配で松潤に連絡しようか悩んでた。
そしたらさ、急に笑い出したんだ。翔ちゃん。

「え、なに?なんで笑うの?」
「だはははははは!雅紀おまえ騙されてるよ!」

だまされてる?

「あれ、仮病。ぜってー仮病。ね、智くん。」
「ん、そうだな。」
「ええ!?嘘でしょ。だってすごい辛そうだったよ?」

そう言う俺にリーダーはさらりと

「あれは笑いこらえてる顔。」

って、なんだよ、それ!すっげえ心配したのに!!

「相葉ちゃん、付き合い長いのに。おひとよしだなあ」

えーーー。リーダーにまで分かるのになんで俺だけ騙されてんの?

「雅紀は優しいから。あと潤ね。あいつも本気で心配してた。」
「なにそれ…にのひどいよ。」
「まぁまぁ。からかわれたくなかったんだろ。むしろこれで確信したわ。」

優しく笑う翔ちゃん。
そっか、そういうことか。

「なんだよ、もう。にののばかー。」

そう嘆く俺に翔ちゃんは困ったように笑った。

「…なあ。確信したって何を?」

ってリーダー。
にのの仮病は分かるのになんで2人のことは分かんないの?
これには俺も翔ちゃんも大笑いしちゃった。

変なの。

ま、今頃にのは松潤に小悪魔的に笑って惑わしたりしてんだろ。
それとも可愛く謝ってる?
2人になりたかったんだもん。とか?
うわ、言いそう。あいつそういうの得意そう。
やだねー、やだやだ。
こっちが恥ずかしい!!

なんてね。
2人が幸せなら俺ら嬉しいよ。
だからさ、ちゃんと報告してよねー。
恥ずかしいのも分かるけど、待ってんだかんね!
頼むよ、にの。松潤!







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と、ゆーことで完結です。
書いてみたら思いのほか楽しくなって
前中後編と3つになっちゃいました笑

リクエストありがとうございました。