中二病は発症が遅れると重症化します。
重たい過去には箸休めも必要です。
さあ参りましょう。

ゆーりです。

私ゆーりも中学生の時に中二病と壮絶な戦いを繰り広げましたので、その一部をご紹介致します。

【放送部】
中学卒業後に盗んだバイクで走り出し、入学式を停学処分で過ごした当時一番仲の良かった友達と私は、一時期放送部に所属しておりました。活動内容は朝とお昼(給食時)の放送。用意されている原稿を坦々と読むだけの簡単な内容です。そこでゆーりは使命感に狩られるのです。「楽しくせねば!!!」

お昼の放送は放送室で給食を食べながら行います。そこで、ゆーりチャンス到来!!!給食の準備を無駄に丁寧に行い、友達を焦らせます。「早くせんと放送間に合わん!」給食を持って爆走し放送室に辿り着くと、すぐさま放送機材のスイッチを入れ、チャイムを鳴らします。「さぁ読め!!!」息切れの中友達に原稿を渡します。隣には職員室。全校放送でふざけようものなら怒られること間違いなし。息切れを誤魔化しながら何とか読み進める友達の面白いこと。放送後には二人で笑いが止まりません。お互い何も得ることがないのに、この遊びはずっと続きました。

【空も飛べるはず】
「空を飛びたい」みんなが一度は夢見ることでしょう(※高所恐怖症)。そこでゆーりは考えます。「チャリがあるではないか!!!」方法は簡単。下り坂を爆走し、その勢いで宙を舞うのです。ET理論とでも呼びましょう。ゆーりの家は山の上。登校の時はひたすら下り坂が続きます。勝手に進む下り坂でもペダルを必死で漕ぎ、飛べーーーーーー!!!!るはずがありませんでした。
でもゆーりは諦めません。ケガをすると分かったので、治療時間を考慮し早めに家を出て、漕ぎ方や踏み切りの位置を調整。トトロに着想を得て、傘を持って爆走したこともあります。しかし飛ぶことはできません。
中3になると妹と登校するようになりましたが、妹は私の行動に理解があったのか、毎回救助してくれていました。ところが溝に突き刺さり大ケガをした際、遂に言われたのです。「バカすぎる、もうやめてくれ、恥ずかしい」俳句でしょうか。さすがのゆーりにも響き、奇行は終わりを迎えました。

【蹴伸び】
雨の日の部活は校内で筋トレです。キャプテンゆーりはここでも楽しみを探します。空気椅子をしながら腕を組み熟考した結果、「蹴伸びじゃあああああ!!!」太い廊下の両側に並んで空気椅子をする部員。終了の時間を告げるタイマーの音が鳴ると飛び出すゆーり「1ニョキー!!!」最初は戸惑っていた部員でしたが、空気椅子後のタケノコニョッキ風蹴伸び(一番伸びた人が優勝)はその後しばらく続いたようです。


ゆーーり