孤独なんて自我が形成された時に備わった特性

と知った時に自由の代償は危険だと悟る

不安煽られ安心を求め望むあまり

気づかないうち自由を手放してはいないか


そんな薄っぺらな幻想なんかいらない

ならばいっそ 危険に強く 生きる


こんな時代に

恋じゃない恋に恋をしてしまった無邪気で反逆のあなたへ

こんな時代に

愛じゃない愛を愛してしまった現実を生きるあなた


たとえ心破れても

胸が張り裂けていても

命の鼓動は消えない

傷口もそのままに

世界がモノクロに見えて

涙枯れ果てていても

痛みを知るあなたこそ

この世界を彩ってやれ



信じることは美しいか疑うことは醜いか

二元論を超えて心の声に従え

どうせ死ぬならと揺るぎない覚悟があるから

どんなに真実が酷く残酷だとしても


意味を求め続けて心抉り続けた

だからいっそ 痛みも連れ 生きる


こんな時代に

望まぬ希望を期待させられた純粋無垢なあなたへ

こんな時代に

叶わない夢を夢見てしまった絶望の中のあなた


たとえ世界が嵐でも

くたびれ切ったこの身で

飛び散る泥水かまわず

一瞬を渾身で駆ける

たとえ土砂降りの空も

雲の上は晴れている

光が差し込む先へ

駆け上がって突き破れ


そしてそこから光を

照らして 照らして 照らして


愛も正義も平和も

振りかざせば暴力になり得た

自由も平等も秩序も

掲げれば人々は縛りあった

周りに染まれと同調圧力

選べと言いながら提示は一つ

おかしいと思えば怪しまれ

電波で流して洗脳世界

慎重さもデマだと言論統制

迷わず黙って流されろナメンナ


こんな世界で

作られた大きな流れに逆らって歩き続けるあなたよ

こんなオモシロキ

コトモナキヨヲオモシロク生きるため自責続けるあなた


あなたが流した涙

決して弱さではない

消えない心の傷を

優しさに変えて進め

誰かの為に流した

涙は今も心に

請け負った傷痕胸に

この世界に楔を打て


振りかざすこともなく

求めは自分に向けて

危険の前に立ち

強く生きる背中を

見せて 見せて 見せて


たとえ土砂降りの空も

雲の上は晴れている

光が差し込む先へ

駆け上がって突き破れ

あなたが抱え続けた

勇俠の思いは繋いでく

それが私達個々の

最後の砦信念の刃


それが次の世界を

創ってく