※個人的に考えたBL妄想ブログです。













「出会い」








これは今から8年前に遡る。


俺は、親の事情からとある施設に預けられ、
寮で生活するようになった。



最初はとりあえずという形だったが…







H「今日からここでお世話になります。
Hです。
よろしくお願いします。」




F「よろしく、俺はF。
ここの指導員なんだ…」






指導員のFさん。
好青年で物腰が優しげで…


なんだか打ち解けそうな気がした。


会ったばかりだから?なのか、
少し緊張。


年上の人っていうのもあるのかもしれない。





F「えーと、Hくんだっけ?
なんかあったら何でも言ってね

相談相手とかならなれるだろうし。」




H「あ、はい。
よろしくお願いします。」




Fさんと話していて少し引っかかるのは、
どことなくまだ他人行儀なところ。



年下で、寮生の俺なんて、
なんてことないだろうに…







F「どうかした?」




H「え、え、えーと…

あ、あの…」




色々考えてた俺が気になったのか、
Fさんから聞かれたのだが…


そのまま思ったことを返していいのか分からず





H「あの、Fさんって、

趣味‥とか、ありますか?」




F「趣味??

うーん…そうだなぁ…」






とっさに思いついたことが趣味くらいだった。

怪しまれたか?と思ったが、
Fさんは素直に考えてくれたみたいだ。





F「…ゲーム…かなぁ」





H「あ…俺もゲーム好きです。

結構熱中しちゃって…」





趣味が一緒だったのは嬉しい。

それに、
ここにきて初めて少し落ち着けた気がする。






F「お!ゲームするの?

今度一緒にしようよ」





H「はい!
一緒しましょ!

今度マルチでなにかします??」




F「いいね!やろう!」







なんだかちょっと楽しくなってきた。