俺は辛いんだよ!

何が辛いのかって?

何も無いこの空っぽな日々

愛なんて言葉は
とっくに色褪せちまってる

通りでは
まだ何も知らない子供達が
キャーキャー駆け回っているよ

工場のベルが鳴り
今日もまた一斉に機械が動き出す

時々俺は
この工場の機械の一部なんじゃないかと
錯覚してしまうよ

上司にどやされ
メシを喰う暇もありゃしない

ろくにメンテナンスもされていない
機械そのものなんだよ
俺たちは!

わかるかい?

唯一の楽しみ
それはこのラジオから聴こえる
イカれた音楽を聴くこと!

そしてハンバーガーの
ピクルスを抜いてむさぼり喰うのが
俺たちの最高の贅沢さ!

やっちまえ!

もう俺たちはとっくに死んでるんだ!

俺たちの全てをぶっ壊せ!

どうせもうとっくに
死んじまってるんだから!



すし🍣