こんばんは、イイ音、聴いてますか?

オーディオ★マスター(自称)のけんちちです

今回は涙無くしては語れない兄弟愛溢れるハナシの始まりだぜッ



早速ヤフオクでオトしたブツを紹介しよう
 
結構重いし箱もデカい

何故か?
 
 3つはいってるからね、別に2個でよかったんだけど
【3個セットです】って書いてあったからね
大体、ジャンク品を落札するのに全てマトモに動くとは思えないのだ
売主の処分したい気持ちが良く判るブツだし
悪いトコがあったらニコイチにでもして下さい、みたいな感じで
とても良心的にさえ思える、ではお望み通りに吟味しようか

3つあるので、名前を付けた
ベタな設定だが、左から一郎、二郎、三郎である

ココから物語が始まる


オレ達、ジャンク3兄弟
オレ達を直してくれるテキトーだが腕はイイと評判の外科医に呼ばれて
暖かい町からこんなに寒い町までやって来たのさ
 
 
オレは一郎、オレのボディが一部が剥がれていたんだ
 
 たいしたコトないが長男なので弟たちに身を削るハナシを聞いてくれ

二郎の方はツイーターに剥離をという病を抱えていたんだ
 
これはイカンな、コレじゃあ透き通る様なハイトーンは出せないのだ

二郎『一郎兄さん、オレ、高いオトが出せないんだ・・・』

一郎『フッ、大丈夫だ、オレのツイーターをくれてやる』

二郎『一郎兄さん!それじゃ兄さんが!・・・』

一郎『オレのコトは心配するな』

二郎『・・に、兄さん・・・・・・・・』
 
兄、一郎から譲り受けた二郎のツイーター移植が始まる
執刀は天才外科医Dr.けんちち【Dr.K】の手によって行われた

一郎  『二郎は大丈夫ですかッ!』

Dr.K  『一時危険な状態だったが大丈夫だョ、移植は成功した』

一郎  『先生、ありがとうございましたッ!』

Dr.K  『・・・一郎君、もう一人の弟・・・なんていったかね?』

一郎  『三郎のコトですかッ?』

Dr.K  『そうそう、三郎君っていうのか・・彼も・・・』

一郎  『先生ッ!三郎がどうかしたんですか?』 

Dr.K  『いいか?、落ち着いて聞いてくれ』

一郎  『・・・・(ゴクッ)』

Dr.K  『彼も、ウーハー部が剥離してしまっているのだョ』
 
一郎  『!、なんてこった、先生ッ!助けてやってください!』

Dr.K  『それではまたキミがドナーになるのかね?』

一郎  『ハイ、オレのを使って下さいッ!お願いします』

Dr.K  『キミはもう使い物にならないぞ、イイのかね?』

一郎  『オレ、弟たちの為なら喜んで差し出しますョ』

Dr.K  『OK、移植しよう』

三郎  『イチ兄ちゃん、ぼく、こわいよぅ』

一郎  『安心しろ、三郎ッ!Dr.Kはスゴイ人なんだ』

三郎  『・・・・うん、わかったよ頑張るね』

Dr.K  『じゃあ三郎君、横になるんだスグに終わるからナ』

三郎  『ハイ』

Dr.K  『よおし、イイ子だ』
  
Dr.K 『んッ、こ、これは何だ!』
 
 Dr.K 『ツイーターじゃ判らなかったが中にもう一つウーハーがッ!』

三郎 『う~ん・・・・』

Dr.K 『大丈夫だ三郎君!ちょっと背中の方も開けさててもらうぞ』
 
Dr.K 『何というコトだ、中に表と同じウーハーが背中合わせに・・』
Dr.K 『そうか、やっと解ったョ、このコトだったのか』
 
Dr.K 『2ウエイ3スピーカーの意味がナ、だから重かったのか』
   『しかし、中のウーハーは異常が見当たらない、問題ないナ』
 
 Dr.K『二人共もう大丈夫だ』
 
二郎『Dr.k、前より高い音が良く出るようになりました』
三郎『ボクもカッコよくなったしイイ音だせそう』

一郎『Dr.K本当にありがとうございました、弟たちも喜んでます』

Dr.K 『うん、君たちはよく頑張ったナ』

Dr.K  『だが一郎君、・・・君はもう・・・』
 
 一郎『イイんです、弟たちが元気に鳴ってりゃ、ソレだけで・・・』

Dr.K『・・・そうか。』

一郎『じゃあ二郎、三郎、Dr.Kにマドンナのライクアバージンを聞かせてあげなさい、Dr.Kの思い出の曲らしいからビシッとキメてやれ』


二郎三郎『ハイッ』

Dr.K『オッ、流石が息がぴったりじゃないか』

二郎三郎『当たり前じゃん、ステレオなんだからさwww

二郎三郎Dr.K、じゃあいくよ』
  
二郎『Dr.K、どうでした?ゴキゲンなサウンドだったですよね?』

Dr.K『うーん、何て言うのかな、マドンナのほくろが視えないんだ』

一郎『それじゃあ、弟たちは治ってないと?』

Dr.k『イヤ、そんなコトはないハズだ』

一郎『じゃあ、ナゼほくろが視えないんですか?』

三郎『きっとDr.kの持ってるソースってmp3の128kbpsじゃないのォ』

一郎『オイッ!三郎、何てコトを言うんだ!』

三郎『・・・だってェ・・・・』

Dr.k『一郎君いいんだョ、三郎君の言う通りなんだ、やはりmp3じゃほくろが視えないか・・・ハイレゾは情報量がケタ違いだし』

一郎『Dr.k、スピーカーコードを変えたら何とかならないですか?今のコードって前にスリーブするトキに使ったタダの配線ですよね?』
 
『オレ達、付属のジャンパープレート※も最初から付いて無かったし』


 
Dr.k『そうだな、よし、やってみるか』

 Dr.k『コレを使うぞ、太いしただの配線よりイイだろう』
 

二郎『え~安物ですかぁ、ANALYSIS PLUS のGolden Oval Spじゃ無いんですか?』

一郎『バカ野郎!オレ達ジャンクのニコイチに1.2mで100万円(税別)もする純金のコードなんか使えるか!』

三郎『マザーのサウンド出力からアンプまでの赤白コードもさ、古いビデオに繋いでたコードを使ってるし』
 
二郎『ソレソレ、黄色の映像のケーブルを切り離して使うなんてビンボ臭いよねwww』
 
三郎『しかも、こんなの使ってマザーに繋いでるし、光使えばイイのに~』
 
一郎『お前らいい加減にしろよ、Dr.Kやれるトコまでやって見て下さい』

Dr.K『わかった、出来る限りのコトはすると約束しよう』
 
二郎『Dr.Kそれは?』
 
Dr.K『コレはな、キミたちの座りを良くするために貼るのさ』

三郎『そんなの貼った所でオトが良くなるの?』

Dr.K『このヤリ方は定番なんだョ💢

三郎『ふ~ん』

二郎『あと、オレ達ってバイワイヤリング接続に対応してるんですよ』

Dr.K『ああOKだ、もちろん繋いでやるさ』
 
三郎『バイワイヤリングって効果があるのかな? スピーカーコードを2セット使って繋ぐなんてめんどくさいね』

Dr.K『コレでバイワイヤリングの効果が表れればイイんだが・・・・』
 
Dr.K『コレで様子を見よう、まだ効果(マドンナのほくろ)現れないナ』





              キャスト


           Dr.K        けんちち
     一郎二郎三郎   DENON SC-V707(三役)
       special thanks        PIONEER A-J7(アンプ)

とっても面倒な書き方だったぜッ
すみません、次回は普通にやりますね