ウラの公園で”TAIKO”(太鼓)のビートを刻む音が聞こえて来た
ふと、窓から公園を覗いてみる、まだ、表はうっすらと明るい
”YAGURA”(やぐら)を囲んで近所のパフォーマー(子供)達がダンスしている
ドラマーもチルドレンだ、カセットテープのボーカルに合わせ”TAIKO”を叩く、時折ビートが乱れたりもするのだが、悪くない、ライブ感が出ていてイイ緊張感が伝わってくる
ダンスナンバーはもちろん子供盆おどり唄である
時が19時30分を回るとMCがお子様の時間は終了すると告げる
踊り疲れたパフォーマー達はお土産(駄菓子)を貰い、家路に着く・・・
ここからアダルト(大人)の時間の始まりだ
DISCOのDJばりにオーバーラップしてアダルトな北海盆唄にシフト
同時に”TAIKO”を叩くドラマーもベテランにチェンジ
ナンバーは”HOKKAI BON UTA”で、カセットのボーカルに合わせビートを刻むが
チルドレンが帰ってしまうと一気にパフォーマーが減ってしまう
途端に寂しくなった、”TAIKO”のビートも心なしか寂しさが伝わる
オーディエンスは殆んどハイエイジなスタッフばかりで”YAGURA”を囲む輪が、年を追うごとに小さくなっていくのは錯覚じゃない・・・
『・・・そうか、もうお盆なのか・・今年も夏が終わる・・・・・』
またノーガキが長くなってチョット反省してる けんちちです。
さあさあ、前回はとりあえず作ってみたがどうもフィットしないのョ
違和感を感じてしまったらもうダメだナ、修正(MOD)をかけてみる
まずは、座面から攻めよう
このシートは太もものホールドが実にイイ・・・・が!
ウラを返せば股が開かないのね、オレはガニ股なのでスゴく窮屈である
一般家庭で横Gが掛かる状況はほぼ無い(デカい地震でも有れば別)
従ってココまでデカいサポートは必要ないのでカットしてしまう
ハッキリ言って、ココから先のMODは
RECAROの唱える人間工学ってヤツをブッ壊す!
※RECARO関係者の方々に深くお詫びを申し上げます
コレ最初
布を剥がすと右ももサポートのウレタンが割れて綿が詰められていた
前のオーナーが詰めたのね、友達(狂健)の前のオーナーである
運転席に付いてたモノなので乗り降りの際どうしても痛んでしまう
そしてサポートの骨を切る
実に硬い、最初ジグソーで切ってみたが上手く切れないし刃も折った
コレはサンダーで切らないとダメだと判断して、会社に持っていって
切断した、切った画像がコレ
しかし、さすがはレカロ、このベースも実にしっかりした作りだナ
そしてウレタン、こんなに大きかった山が
大きな山を切ってテープで補修してウレタンを付けてみる
まあまあだナ、かなり山が低くなった所で最大の難所 の
生地の加工である、肘掛け位なら木の板をウレタンで包み
タッカーでバシバシ留めれるけど
金属のベースはタッカーなんて効かないので生地のカバーを加工する
その為にはミシンを使って裁縫するしかないのョ
※見苦しいため、画像は一部加工処理しています
ビンテージ物のミシンを手足の如く使いこなす(笑)・・・
※失敗したらオシマイなので強烈なプレッシャーが掛かってる
そして苦労の甲斐もあり座面は完成した
チョット凸凹な仕上がりだが、後でもう少しウレタンを盛るのでOK
あと、画像は無いが背もたれ部分の脇腹に当たるトコがちょっとキツイ
なので、マンパワー(腕力)で若干広げてジャストフィットさせた
だって、サイドサポートが良すぎて背骨が背もたれに付かないのョ
※痩せればピッタリ収まるんだけどね
これにてシートの方は完成
次、脚部をMODする
脚部はウチではどーするコトも出来ない、また溶接とかするからね
ナニが不満だったのか?
まず、高いのョ座面が、ホントはスポーツカー並にしたかったが
シートを低くするとデスクも足を切って下げなきゃならない
スゴい大ごとになってしまうので見送るコトにしたが、如何せん高い
あと2~3センチでいいのだが
ホントはアタマの中の計算上ではキマっていたのョ、ソレが狂った
なにが?コレを見てもらいたい
前回のブログから抜粋したモノだけど、赤のアンダーラインのトコ
上の図はシートに付くシートレールの代わりに作ったベースで
タテのアングルに長方形のパイプを溶接したもので、この上にシートを乗せると長方形のパイプの上にシートの底がベッタリ乗ってしまう
最初は何の疑いも無く作って『コレは強いナ、ビクともしない』とか思ってた所、偶然にもヤツ(狂健)がひょっこり現れた
オレ『どーよコレ、かなり強度があっていいべ』とか言ったら
狂健『バカだナ、コレじゃダメョ』
オレ『なしてヨ?』
狂健『RECAROってのはナ、座った時にケツのトコが沈んで初めて腰とか背中がキマルのョ、聞いたハナシじゃ社外のこんなシートレールつけてたヤツが”レカロ付けたのに腰がいてェ”って言ってたヤツがいてナ、レカロにクレーム入れたら”シートレールはRECARO純正ですか?”って聞かれて、”イヤ、社外の付けてる”って言ったら”ウチのレールを付けてみて下さい”って言われて、騙されついでに純正買って付けてみたら3日で腰痛が治ってジョギング始めたってハナシがある位だからナ』
オレ『するってえと、シート裏とベースの間にゃスキマが無いとマズイってコトか?』
狂健『おうョ、最低2センチ以上だナ』
そんなやり取りをしてベースとシートの間に仕方が無く2センチ角の角パイプを溶接して付けた、全く不本意だが、人間工学がどうのとかって言われたらやむを得ない
それがコレ
ボルトが入ってるトコに2センチのモノを噛ませたら座面が2cm上がる
たかが2センチされど2センチなのである
あと切り詰められる場所といえば、土台の芯であるダルマジャッキのピストン部を切るしかない、写真取るのも忘れて台から切り取ってピストン部を3~4センチくらい切り詰めてまた溶接して付けた
文字だけでは実にカンタンに見えるが、一度溶接したトコをサンダーで切るのはカンタンじゃないのョ
そして完成したトコ
前回のブログにも同じ構図で
切り詰める前の画像が在るのでよろしければ御覧下さいませ
ココを切ったおかげでかなり低くなった、コレで理想のポジに近づいた
最後に肘掛けの幅が広すぎるのでコレも一回切って4cm詰めた
そして完成
EVOⅠ EVOⅡ
何処が変わったのか分からない?コレだけ見たら分からないね
向かって左がエボリューションⅠで右がエボリューションⅡ
太もものサイドサポートが小さくなってる
肘掛けが脇腹のサポートにくっついていてタイトな一体感を醸し出してる
アト少し低いのは・・・画像じゃ分からないナ
やっぱりね、こだわって作るとイイ物ができるねェ
適度なホールド感で座り心地もサイコーだ
何時間も、イヤ、何日もプレイできそうな気がしてならない
・・・遠い昔
・・幼き頃オフクロに抱かれてる様なデジャブすら感じる・・・
・・・・・・・でも
ゆずれない・・・・