こんばんは

冬将軍到来にちょっとアンニュイな

けんちちです




今回は会社のコーハイのワゴンRミラー交換なり



先日、会社のコーハイから

「けんちちさん、オークションでワゴンRのミラー、オトしてくださいョ」と頼まれる

「どうしたんだ?」

「実は、左のドアミラーが格納しないんですョ、ディーラーに訊いたら、3万以上掛かるって云われたんんですョ」

「はぁ?3万?ずいぶん高けーナ」

「よっしぁ!カワイイ後輩の頼みならしょうがないナ」と快く引き受けるコトに






まずはネットで下調べする

なるほど、ミラーヒーターが鬼門だナ

大抵、オクでの出物は内地(北海道外)なのでミラーヒーターが付いてないカプラーが5ピンの物がよく見受けられる、なかなか7ピンのミラーヒーター仕様の出物が無い中

発見した、ミラーヒーター仕様の左ミラーを、しかも即決3千円!コイツを逃すと後が無いと思い、ソッコーでポチる・・・・







・・・・・数日後、モノが来た
 

ナカナカ状態がいいじゃない



フィズブルーパールメタリックの色あいがいいね



だが、ヤツのクルマの色はシロなんだよね

でも、まったく問題ないんだョ
 
カバーが外れるからね
今のミラーってこうゆう作りなんだ ナ
ウインカーが入ってる奴やメッキのミラーはカバーだけが違うんだなと思う
ま、そのおかげで色はなんでもいい、安くてヒーターミラー仕様で壊れてなければ
ナンでもオトしてOKなのであ




決行の日
雪が降る寒い日だった
 
昨晩からの雨が雪に変わったものである


まずは、
内張りをはがし

ミラーの取り付けボルトを粛々と取り

ミラー本体を摘出

鏡と本体の間に指を突っ込み、鏡の部分をブチ取る?

おもむろに再利用するミラーの白いカバーを数箇所あるツメ外して

パカっと割る

チューコの本体にフェードインさせる

そして、後は取り外しの工程をリバースしてキメる

動作テストも全くノープロブレム

バラシからシェイクダウンまで15分程でフィニッシュした

写真を撮るのも忘れる程、一心不乱に作業してしまった


なぜ、ソコまでオレを駆り立てたのか?



それは、

寒いからである





アトはナゼ壊れてしまったのかを検証してみる


完全にバラす
 
なるほど、よっぽど上手くバラさないと二度と使えなくなる作りだ

別にココまでバラすことはないんだが、元整備屋としては、素通りはできないのだ


ミラーの格納部
 
画像右上の白い半分に割れたギア

素材はプラである、結構硬い素材みたいだが簡単に割れる

結果、ギアが割れて格納しなくなったものである

フツーのディーラーならアッセンブリー交換はまず免れないだろうネ





しかも
 
 ミラーの格納に使われているパワーの源は

なんと、ガキの頃よく見たフォルムであるマブチ130モーターに酷似している

《昔、走行できるモーターライズのクルマのプラモが多かったのだ、単三電池別売りでモーターはキットに付属が基本、別売りのキットもあったがモーターだけでも100円ちょっとだったと思う、よく作って走らしたものだ(涙)》


っていうか、モロにソレである

こんなモンで動かしているのかよ

ま、ギアを使えばトルクは増えるがマブチ130モーターは無いだろ

せめて260モーターぐらい使って欲しかったナ

(ちょっとこの辺のハナシは若い人には辛いかな)

まあいい

メーカーも大変なのね




ワゴンRのミラー交換はとても勉強になった

ウチのルークスもスズキのOEMだから似たような作りのハズなのでオレのスキルアップになったし

今回の作業で判ったことがある

それは、とてもヤワな作りだし

寒い地方などで凍ったままムリに閉じたり開いたりしないコト

変な力が加われば確実にイク事まちがいなしだ

ウチでは冬期間ドアミラー格納禁止令を発令した






次は、アナタかもしれない