こんばんは




けんちちだぜェ


忙しい、実に忙しいのだ

ナニが忙しいのか

それはまず

1 義父のクルマ(軽自動車)を車検取る
2 ナビとバックカメラを自分の車に取り付け
4 自分のクルマにスモークフィルムを貼る
3 G5のケースをカスタム

この4つを同時進行するコト

これはムリ

CPUみたいにクアッドコアなら可能だが人間ではムリ

だが、ハイパースレッディングなら可能な気がする

まず、ノーガキはこうだ

ハイパースレッディングとは、一つのCPUのコードを実行する部分を多重化してコードの処理能力を向上するものである。これにより、ハイパースレッディングを備えたCPUはホスト OSから「論理的に」複数のCPUのように見えることとなり、OS が2つのスレッドやプロセスをスケジューリングすることが可能となる。これにより、処理に時間を要するスレッドが実行中でも、別のスレッドを走らせることができる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
                                 Wikipediaより抜粋

ま、平たく言えば2つのコトを平行にではなく、すごいスピードで2つをかわりばんこに処理するコト

けんちち®HT テクノロジー》で一気にやっつけてやんョ



まずは車検からキメることにする

義父のクルマはもう4,5回車検に持って行ってる、もちろんユーザー車検だ

軽は3万ちょっとで車検が取れるのョ

整備費は掛からない、オレがやるからネ

ただ古いから其れなりにカネは掛かる

前回はマフラーのタイコがアナだらけでネット通販で買って交換した
メインパイプの小さい穴などは溶接でごまかす

だけど今回はメインパイプも限界なのでヤフオクで買って交換した
(モノが長いので商品よりも送料の方が高かったが)


そんなこんなで、車検当日、札幌にある軽自動車協会に持ち込む
  
 結構混んでるが 絶好の車検日和だったョ

並んで待ってる時に検査員が回ってきて、ライトやウインカーのチェックを済ます

ラインに入場するとまず最初に排気ガスの検査だ

マフラーに排気ガスをチェックするセンサーをブチ込む

ライン上に合否を知らせる電光掲示板で確認する

モチOK、電光掲示板の指示に従い前へ進む

サイドスリップ、ブレーキ、ヘッドライト、次々に検査が進む

前が詰まったので見て見るとオレの二台前のクルマがライトの検査で×がついた

あら~かわいそうにライトダメでしょ、ま、近くにある予備車検場でカネ払って直してもらいな、軽だからってナメてもらっちゃあ困るぜ

オレは前の日にすべて調整済みだ、落ちるハズが無い、早く終わらないかな~
などと思っていたのョ

このトキの慢心がこのあと自分が痛い目に遭うとは思いも因らなかったのだ


ラストにリフトに上げられて、検査員の下回りのチェック
ハンドルを右に左に言われるままに切る

カンカンとハンマーの音が響く

ソノ音が後ろの方に行ったとき検査員が『んっ

音が止まった

そして検査員が『今リフトを下げますから車から降りてください』と言う

何事か、こんなのは初めてだ

クルマから降りると再びリフトが上昇する



検査員  チョット見てくださいョ

オレ   どこ?

検査員  ココのトコひどいでしょ

オレ   あら~ひどいサビだね、これダメ?

検査員  アームの付け根のトコだから力が掛かるんでこれじゃダメですな

オレ   ・・・・・・・・・・・・

検査員  今日4時までやってますので直して来てください、もう一回見ます
     明日になったら1200円掛かりますから




検査員の非情なコトバにしばしフリーズする




呆然とクルマに乗り込み帰路に就く

まいったな~どうしようか~
アタマの中で二つの言葉がエンドレスだ

オレの二台前のライトでひっかかったヤツがとても羨ましかった

とりあえずやってみるかと自分を奮いたたし車検場から1時間の道のりを
修理するシュミレーションをずっと考えながら帰る

オレのファクトリー(会社)で早速取り掛かる


まず時間が無い、着いたのが11時で15時にはココを出ないと間に合わない
4時間しか無いがとりあえずやるしかないのだ

  

ウマに上げて高さを確保するが所詮ウマなのでたかが知れている

潜って患部を見て時間と作業の計算をする

こりゃチョットやばいかも

潜って下から撮ったスナップである
 
両方おんなじカンジである

とりあえずサビを取っていく

普通、金属をサンダーで削ると火花が出るんだが

サビで火花が出ないのだ
 
削っていくうちにぽっかりとアナが空く

もう鉄の部分が無いのだ、しかもスグ横には燃料タンクがある

本来はタンクを下ろして作業が基本だ、かなりキケンだからナ

しかも一番破壊力の高い燃料半タンだし(満タンだと酸素が少ないからそんなに引火しない)
と聞いたことがある


どっちにしろ、火が付いたら一巻の終わりである
 
ビビりながら作業を進める

ウマが低いので、カオの前30センチで溶接をキメる

火花が実にアツい、アタマ、耳、手に容赦なく降りかかるがガマンだ

アテ板を溶接してコーキングして色塗って終わりだが
 
そんなカンタンなもんではないのだ

しかも、もう残り時間が無い

一瞬、これは業者に任せるか

と思ったが


最後まで…希望をすてちゃいかん。

あきらめたらそこで、

試合終了だよ。


安西先生の言葉が聞こえる・・・


がしかし

アテ板張った方もキマらないうちに
時計は15時を回っている

試合終了だ

明日は普通に仕事だ

車検の切れる日まで平日の休みが無い

オレは行けない

サンデーメカニックにしちゃあ、ここまでやっただけたいしたもんだョ

自分で自分をホメるが、オレのミッションが全く完遂していない

かなり凹む

義父に電話をしオレの手には負えない事を告げる

まず戻って、次の一手を相談するコトに

義父はスバルに出したらどうだろうと言い、二人でスバルに行く
スバルのフロントマンに状況を説明し見てもらう

ざっと見積もって車検込みで40万掛かるらしい

義父も凹む、軽一台買える

もうコレ潰して違うの買うかなと言っていた

チョット待て

まず家に帰ってオレの親戚が整備工場で働いているからソコも訊いてからにしようと提案

義父の家で親戚に連絡を取り、まず持ってきて見せろと言う、スグに飛んでいく

モノを見て『コリャひどいナ』と言って工場の社長に相談しにいく、暫くして戻ってきたら

『んじゃウチは15万で全部やってやる』と言う

スグに電話で義父にお伺いを立てる

40万と聞いたアトの15万は安く感じるのか即答でOKが出た

宜しくお願いしますとの伝言を親戚に伝え、代車を借りて工場を後にした

直るのに一週間ぐらい掛かったがソコはプロの仕事だ

当然だが燃料タンクを降ろし、リアのデフも降ろしてキッチリやったらしい
結構大変だったと担当した若い整備士のインプレッションも聞いた

やっぱオレの出来る仕事では無かったナ

結局車検に15万掛かったがあと2年安心して乗れるので良しとする




オレが納得のできる仕事ができなかったのが実に悔やまれるが


オレにはあと三つも作業が残っているのを忘れちゃあならないのョ