おはようございます。リフレ今澤です。
まずはこちらの絵をご覧ください。
これは何の絵なのでしょうか。
よく見ると、1人がもう1人の足を揉んでいる姿が描かれています。
これは何と、今から4000年以上昔に描かれた古代エジプトの壁画なんですね。
古代エジプトのある医師のお墓に描かれたものです。
医師のお墓に描かれていたことから、この頃から足を揉むという行為が健康療法として行われていたのではないかと推測されています。
記録に残っているものでは、この古代エジプトの壁画が最も古いもののようです。
また、中国医学最古の文献に"観趾法"と呼ばれる足の療法に関する記述があった事も発見されています。
そして、
近代になると、この足の療法がリフレクソロジーとして理論化されます。
ちなみに、Reflexology(リフレクソロジー)という言葉は
反射を意味する「Reflex」 と 学問を意味する「ology」 を合わせて出来た言葉です。
医療現場に、まだ麻酔技術が確立されていなかった時代。
ある時、ウィリアム医師は手術中の患者が痛みに耐える為に、ベッドに手や足を押し付けているのを発見しました。
手や足に圧をかける事で痛みが和らぐという事に注目し、その後、手や足への刺激が内臓の機能回復を促すことも解明していきます。
こういった事柄をまとめ、「ゾーンセラピー」という本を出版したり、セミナーまで開始しました。
しかし当初、この理論に興味を示してくれる人はほとんどいなかったそうです。
そのような状況下でも、ジョセフ博士という医師は「ゾーンセラピー」に非常に強い興味を示しました。
彼の妻や助手のユー二ス・インガム女史にも「ゾーンセラピー」の事をこれはすごい理論だぞと、興奮しながら伝えたそうです。(興奮しながらというのは私の推測です。)
すると、インガム女史も「ゾーンセラピー」に大きな興味を抱き、彼女独自に研究を積み重ねたんですね。
そして、その結果、彼女自身のオリジナルの学説を生み出しました。
のちに彼女は「リフレクソロジーの母」として知られることになります。
インガム女史は、彼女独自にゾーンセラピーの研究を重ね、オリジナルの学説を生み出しました。
それはどんな学説だったのか。
このブログを最初の方から読んで下さっている方なら、もうよくご存知かもしれない内容がその学説です。
こちらをご覧ください。
こちらは両足を足裏側から見た絵です。
私が書いた絵でして、見ずらかったら申し訳ありません。
両足には人間の全身の臓器や器官が反映されています。
具体的には、足の親指が頭の反射区、
親指の付け根が首の反射区、
足指の下の部分は肩の反射区、
その下に肺の反射区、
土ふまずのあたりには胃や腸などの消化器官の反射区。
といった具合に、足全体は上から下まで順番に全身がそのまま反映されていると唱える学説です。
これをもっと細かくまとめたのがこちら。
フットチャートと呼ばれるものですね。フットチャートに示されているのは反射区と呼ばれるもので、ツボとは異なります。
よく足つぼ、足つぼと言われますが、実はこれは間違った言葉で、
ツボとこの反射区というのは全くの別物なんです。
世間一般的に足つぼの店だとか、足裏マッサージの店だとかいわれているところの施術もそのほとんどがこの反射区の理論に基づいて行われています。
ちなみに点であるツボというのは全身に360個ほどあるといわれています。
それに対し、面である反射区というのは細かい物を入れても60個程度。
主要な反射区でいうと40個程度です。
その数にしても、全身をほとんどそのまま足に投影した形の場所にしても、全く知識がない状態からでも覚えていきやすいのがリフレクソロジーの利点ですね。
こういった側面から世界中に広まっているのではないでしょうか。
ちなみにこんな感じに足の内側の湾曲は、その人の背骨の湾曲とも重ねられるといわれています。
この辺も非常に興味深いところですね。