足を出さずどころか、手さえも使わずに疲れをとる方法です。
その方法とは、
怒りを鎮めることです。
どういう事かというと、
東洋医学において、怒りの感情というのは肝臓、胆嚢、そして目などにダメージを与えるとされています。
素材屋さんで「怒り」と検索するとこんな表情
の方々が出てきました。
どの方も眉間にシワを寄せ、そして目に力が入っていますね。
目を充血させて怒ってる顔なんかは、怒りのマックスの状態ではないでしょうか。
こうやって怒っている人の表情を見ただけでも、怒りと目への負担との関連が浮かび上がってきます。
では、怒りの感情レベルを下げるにはどうしたら良いでしょう?
怒る、イライラする。
その感情が起こる原因は、
対象の相手や事柄に対して、
理想を高く求め過ぎている。
ここにあるのではないかと私は考えています。
先日、こんなエピソードがありました。
ある人と待ち合わせをしていて、私は待ち合わせ時刻よりもだいぶ早めに到着しました。
予定時刻が迫り、やっと会えるなと思っていたところ相手から、
「仕事が押してしまって、待ち合わせ時間を遅らせて欲しい」
との連絡。
当初の予定よりも1時間近く後の時刻に変更を打診されたのです。
この連絡を受けた直後はやはり、怒りの感情が出てきました。
眉間にシワが寄り、目にも力が入りかけていたかもしれません。
この時の私の中での理想は、
予定時刻通り、もしくは予定時刻よりも早く相手と落ちあえる事でした。
無意識のうちに、相手に対してその理想を押し付けていたことになります。
その理想に反する打診をされた事で、怒りの感情が生まれたのでしょう。
この場合、怒りレベルを下げる為にはどうしたら良いでしょう?
気持ちを切り替えて、相手に対する理想レベルを下げれば良いのです。
・空いたこの時間を利用して、喫茶店でちょっと事務作業でもしよう。
変更した待ち合わせ時刻に、相手は少し遅れて着いてくれる位でもちょうどいい。
・普段とちょっと違った環境で、事務作業を集中してできる機会ができた。
相手が結局来れなくなったと連絡を入れてきたとしても良しとしよう。
そのくらいにまで理想レベルを下げたらどうでしょう。
結局、
この相手は変更した時間よりも少し早めに到着しました。
理想レベルを下げていたので、当初の予定時刻に遅れてきたことに対する怒りは忘れ去っていた状態でした。
その後に設定した理想レベルよりは優秀な結果だったので、むしろ良く来てくれたという喜びの感情すら出てきたのです。
その時の私は、眉間にしわを寄せ、目に力の入った表情にはなっていなかったでしょう。
このように、目が疲れやすい方は、怒りっぽさが原因になっている場合があります。
身の回りのあらゆる人、あらゆる事柄に対する理想レベルを下げてみると、怒りのレベルも下げられ、そして目への負担も減りますよ。