はじめまして。
こんにちはー
はじめてなので、軽く自己紹介から行こうかと思います
1992年生まれ
大学にて建築を専攻
新卒にて中小賃貸メーカーに就職するも
現状の住宅の建てたら終わりのスタイルに疑問を持ち
まだまだ、やり直しが効くと言う甘えから
退職し建築学の修士課程に入学
その時間の中で建築のこれからのあり方は「場」の創出とシステム構築がメインステージになる事だと思い至りました。
その他紆余曲折あり、地元にて、コワーキングスペースの運営に携わっています。
現在26歳まだまだ、これから楽しいことをやって行けたらいいなと思っています。
では、本題。
タイトルにもあるように皆さんに質問です。
建築家
と呼ばれて皆さん何を思い浮かべますか?
多くの人はこんなのを建てる人のイメージですよね
日本で、建物を設計する為には建築士と呼ばれる資格が必要です。
しかし、日本では建築家と呼ばれるための資格は存在しません。建築家と名乗っている人たちは自称建築家であり漫画家などと基本的には同じ分類に入ります。
漫画を描いていてそれで独立した生計を立てている人を漫画家と呼ぶなら
建築を作っていてそれで独立した生計を立てている人を建築家と呼べます
つまり、建築家って誰でも名乗れる訳で、何ならDIYでセルフビルドしている人ですら建築家です
では、何故
この様な建物をデザインする人が建築家と呼ばれる様になったのでしょうか?
これには語源を辿る必要があると僕は思っています。
まず、建築家と呼ばれる前は造家と呼ばれていました。これを伊東忠太が建築家と呼び変えたのが日本の建築の始まりです。
この際に言われた事として、造家では家を建てると言う工学的側面が強いと言うことから建築と言う言葉にする事で意匠性を高めようとした様です。
この辺りの変遷については
藤村龍至さんの批判的工学主義
を読むと日本の近代建築についてまとめられているので読みやすいかと思います。
他にも良著は多数ありますが、読みはじめの一冊としては最適であると思います。
この著書の中で
内部の構造や設備面に対しての事を考えるアーキテクト
外観や内部の空間のおしゃれさの事を考えるアーキテクト
の二つの分野に分かれています。
そもそも建築と言う名称は、設備も構造も使いやすさもデザインも全てを統括して行う為に付けられた名称でした。
しかし、高度経済成長による建物の高層化は人間の想像力や把握能力を優に超えてしまったのです。
超えてしまったものを作る為に分業体制を敷き、階層構造のシステムを組む事によって円滑に美しいデザインを作り上げる事を目指していったのです。
この様な流れやバブル期の看板建築による
ポップアート的なこの様な建物の印象から日本人は特に建築家に対してアーティストとしての側面を大きく期待する様になったのだと考えています。
さて、とりあえず今回はここまでにしときます。
