どれくらい、落ちるだろう。
そう思うと、踏み出せない、その一歩。
簡単そうに見えて、なかなかに難しい、その一歩。
その先に待っているものは、欲しいものなのだろうか、
そう思うと、踏み出すことにすら疑問を抱いてしまう
そうしたら、もうだめ。
前には進めない。
誰かがすぐ近くに居てくれるのなら、殴り飛ばしてほしい。
肋骨が折れるくらい、咳き込むことすら困難なくらい、思い切り。
そうして、落下してしまえばいい
鋭い痛みを胸に感じながら、堕ちればいい。
危機に陥ったら脳味噌がフル回転するかも知れない
自身の潜在能力を信じる気になるかも知れない。
だが、その時点で既に、他力本願。
自身で堕ちればいいのに、その一歩すらも踏み出せない。
落下。
落下。
落下。
わたしは、なにを拒絶しているのだろう。
何に怯えているのだろう。
それすら解らない。
どうしてわたしがそれを受け入れられないのか、解らないんだ
受け入れられないモノに触れてみたら、解るのだろうか
この嫌悪を押し切って、触れてみたら、解るのだろうか。
解ったら、解決するのだろうか
この嫌悪は消え去るのだろうか
わからない、わからないよ
end