アルバイトしていた会社に正社員として入社して一年。たしかこれを買ったのは、約一年前。
仕事のやり方も、一年の流れもあまりよくわかりきらないまま以前勤めていた職場を離れ、新しい職場へ・・・。
転勤というほど遠い場所ではないし、なんならアルバイトの時に何度かきたことがあるが、それはある意味特殊な場所であった。
ごく少人数の事務所に勤めている。まず、戸惑ったのは、営業も事務もほぼ自分だけでやらなければならないということ。
もちろんいままでの経験で、一日の仕事の流れはおおよそわかっていた。
しかし、それはそこまでであって、その後の仕事の処理や、その他のしなければならない仕事があるというところが新しく考えなければならないところであった。
日常の仕事に加えて、新しい仕事をこなしていく中で、まずぶつかったこと。それは仕事の処理の速度。
今でもまだ、どの仕事が重要か、急いでいるか、否か。また、自分がそれをどれくらいで終わらせることが出来るか。判断する能力が求められている。入社当初は読む気満々で購入した本だったが、実際に自分が経験してこなしていくということが、やはり先になるところがあったし、ゆっくり読んで、かつすぐに仕事にとりいれていくということが難しい・・というか、余裕がない状態だった。
途中まで読み放置していたのだと思う。少し落ち着いて改めて読んでいくと、これから気をつけていける部分があるなと感じた。
通して読んだ中で、私が気になった部分についてちょっと書いてみる。
まずこれはと思ったのは、思ったらすぐ行動するというところ。早急に仕事を片付けていくためには悩んでいる時間など無いなと。少し前まで、どう対処していくべきか頻繁に悩むことがあり 「調べる→わからない→聞く」の工程に異様に時間をとられていた。
それはどこまで調べたら聞くか、今上司に聞いて良いタイミングか、他にすべきことを優先させるべきか。という相談するまでのまるで言い訳のようなものが(聞きたくないのか?)ドスンと居座っていたからだ。
最近は「もうこれ以上1人で考えても無理ぃ」という諦めが早まったのか、タイミングがとれるようになったのか、上司と仲良くなったのか、わりとすぐに聞けるようになってきたのでよかった。どう聞くかというのがわかってきたというのもあるかもしれない。
次に仕事の細分化。仕事の成功・達成は、一つ一つ小さなタスクの積み重ねによって成り立つ。そのためにその小さなタスクを意識して一つ一つこなしていくというのが大事ということ。これにはもう単純になるほどと。崩してみるとこれをしてあれをしてと、明確な内容が見えてきてどう進めていくかという流れがわかるという点でも良い。
そして、時間の管理と数字で伝えるということ。「あとどれくらいで出来る?」という上司の問いに具体的に目処を立てて答える。
今もよく言ってしまう「もう少しでおわります。」もう少しってどれだけだよっ!って確かに上司なら思うこと。
あと、これをすることによって仕事の認識の相違にも気付くことが出来るという。10分で終わる仕事だと思ったら実際に頼まれていた仕事の範囲が違っていたなんてことがあればその報告で、気づけるということらしい。なるほど、それをわかっているのとそうじゃないのとでは時間や労力の損失が違ってくる、是非やっていきたい。これは、他の部分で書かれていた仕事に期限をつけることも出来るので、仕事を早めるいいコミュニケーションと感じた。
最後に大切と私が思ったことは、整理整頓。当たり前すぎるがだからこそ難しい。よくデスクの中が書類でいっぱいになっている。
ああ、今この本を読み返しながら、明日の午後の一時間は机の中を片付ける時間に充てたい・・・と思う。
このほかにも、豊富な「ナルホド・・」が書かれていたのでこの本はオススメかなと思います。
仕事は第一にやはり経験で学んでいくことが多いですが、心に少し余裕があるときにこういったいろいろな方法・他の人がどのようにしているのかを知っていくというのも大事だなと思います。
私は目下先ほど書いたように整理整頓に努めようかと思います(笑)
そしていっぱい本読もうっと。