嘗て~俺の実家に、犬が居た。
犬の名は松五郎と言う名前。
其の名の通り~オスである。
彼が実家に来て、其の散歩係りが、だいたい俺だった。
最初は義務的に、やっていたが~だんだん・・・。
いっしょに散歩すると、情が沸く。
其れに不思議なモノだ。
犬を散歩させると、性格も穏やかになる。
犬にとって、散歩はストレス発散。
其の効果があるのだろう。
しかし~松五郎が来たのは、もう~年を老いていた。
だから最期近くに、なると散歩する気力も、無くなっていった。
そして~ある日。
松五郎は冷たくなっていた。
彼は~もう天国に、逝ってしまった。
俺は今~思う。
幸せだったかと?
だけど~彼は、最期は幸せな気持ちで、天国に逝ったんだと信じたい。
松五郎は天国で、何~不自由なく、走り回って居るだろう。
俺は~そう思いたい。
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