其れは或、夏の日だった。
今年の夏は暑かった。
ほんの少しの風が、涼しく感じた。
そんな夏だった。
風はそよぐ。
そんな風で棚引く幟。
幟には、なんて書いてあるのだろう。
オリーブポーク?
たぶん、何処かのレストランのメニュー。
何だか、俺には手が届きそうもないメニュー。
俺は、それを横目に・・・。
前を歩く。
ただ夏の名残を・・・。
今は懐かしく思う。
こんな雨の多い秋。
季節の変わり目の早さに、俺は戸惑いながら、前へと歩く。
歩くしかないんだ。
其れが人生。
さらば夏の日。
さらば幟よ。
でもオリーブポーク、食べてみたかったぜ。

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