スウェーデンの児童文学、ニルスのふしぎな旅は、ご存知だろう。
あらすじは性悪な少年、ニルスは妖精トムテ(ノーム)に小人にされてしまい、家禽のガチョウのモルテン、雁の群れと一緒に旅に出る。
この旅でニルスは、幾つもの困難を、
乗り越え、思い遣りとたくましく成長する話。
物語はよく知ってるが、案外、原作者は、意外と知られてはいない。
原作者は、スウェーデンで、女性初のノーベル賞文学賞(1909年受賞)を受賞した、セルマ・ラーゲルレーヴ。
フェミニストでもあるセルマ・ラーゲルレーヴは、1906年に執筆した子供向けの物語。
日本ではニルスのふしぎな旅で、知られているが、原題はニルス・ホルゲションの素晴らしきスウェーデンの旅。
題名にスウェーデンが入っているのは、スウェーデン政府が、セルマ・ラーゲルレーヴに依頼し、執筆されたもの。
何故そうしたのか !?
スウェーデン政府が、子ども達に自分の国の地理を楽しく学ばせる為だった。
つまり本人の意思ではなく、政府の打診で書かれたものであった。
スウェーデンの20クローネ紙幣の表にセルマ・ラーゲルレーヴ、裏にモルテンに乗ってるニルスが描かれてる。
スウェーデンの偉人である。
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