この日は朝から、11月にしてはポカポカと温かかった。

(今日は布団を干そう!)



洗濯物を干したあと、自分達の布団を2階のベランダに干すつもりでいた。

洗濯物を裏庭に干そうと、下へ降りて行った。


するとまた、鬼婆に呼び止められた。

(今度は何?また文句言われるの?)

鬼婆に声をかけられるたび、ビクビクしていた。


「今日は天気がええで布団干さないかんで」

(言われんでもそうしますがな^^;)

鬼婆は、私がしようとすることを先に先に言ってくる。

しかも、命令口調。

あれしよ、これしよ・・・顔を見るたび命令してくる。

少しでも後回しにするなら、口調が変わって

「早よやらんか~!」

「日が暮れてまうわ!」

と怒なり出す。

言ったその場で、「はい、やります。」と言わなければ、怒り出す。

なんとも導火線の短い人である。


「はい、この洗濯物干したら直ぐにやりますね」


そう言って小走りに裏庭へ行き、急いで干して戻ってきた。

2階に駆け上がり、自分達の布団をかかえてベランダへ・・・



はぁぁぁ~~~??



ベランダには、すでにかび臭いせんべい布団が干してあったのだ。

鬼婆は巨漢な割りに動きが速い。

これには私も感服せざるを得ない。



ちょっと待て、感心している場合じゃないぞ!

そうか!

さっきの鬼婆の

「布団干さないかん」とは、

鬼婆達の布団を干せと言うことだったのか(゜д゜;)

こりゃまた叱られるなあせる




恐怖におののくおしんだった(T_T)




しかし、なんでわざわざ2階のベランダに?

下にも布団干し場はあるのに・・・