《NHK NEWS WEB》
「仁徳天皇陵」宮内庁が地元の堺市と初の共同調査へ 2018年10月15日 19時07分
……というニュース。
古代、これら仁徳天皇陵をはじめとした古墳群…いったいどんな風景が広がっていたのだろうか…以下、本『大阪アースダイバー』から
…百舌鳥古墳群は、たいへんに派手な構造をしている。在りし日の古墳は、こんにちのわれわれが想像するよりもはるかに派手なものであった。現代の私たちが目にする古墳は、深い緑に覆われてしまっているが、もともと古墳の全面は葺石という磨き上げられた石の板で覆われ、そのまわりには埴輪が立ち並べられていた。巨大古墳は朝日をあびると光をキラキラと反射させ、輝いていた。
…巨大古墳群は、じつは外国人に見せることを意識して作られていたのである。お墓を華麗に、きらびやかに、光あふれた造形物としてつくり、三韓や中国から訪れる外国人の度肝を抜くのがまず第一の目的だった。古墳による威厳(ディグニティ)の演出は、古代エジプトがその例としてあるが、中国の皇帝陵にくらべても日本の古墳の威厳の表現法は たいへんに派手やかで、古代においても類例がないものだった。……
そして船が大阪湾に入る。住吉に大きな港があるので、そこへ入ることになる。すると、この沖合いから、もうはっきりと朝日の中にキラキラと輝く仁徳天皇陵が見える。さらにそのまわりをとりまく大小の古墳群がはっきりと見える。…
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