3コールもしないうちにT君は電話にでた。


「どうしたぁ~?」


「会おっか」


そしてその日、初めての浮気をした。


何度も彼からの着信がなる


私は携帯の電源を切った………




翌日、学校のため朝起きたらすぐにT君の家を出た。


「俺、好きになっちゃったかも。また会おうね。」


しかし、私はその後T君との連絡を自らたった。



私は自分の気持ちを満たすためなら浮気だってする


最低な女だ。


好きでもない人とヤッちゃえる女


彼は私がそんな女だなんて


ちっとも思っていない。





…………そう、あの時までは。
8月15日


今日は、一年の記念日。


しかし彼は部活だった。


「遅くなるかもしれないけど、会おう。待っていてくれる?」

そう言ったから、


私は家に帰ると時間がかかってしまうので、


学校近くの駅で待つことにした。


その日は丁度友達もみんなバイトやらなんやらで、


時間を潰す相手がいなかった。

マックに行ったり


本屋に行ったり


次第に空は薄暗くなっていった。


何時だろう~


そう、腕時計を確認したら


19時だった。


それでも健気に彼を待った


こんな時間になるなら家に一回帰って待っていた方がよかったなぁ。


そう思いながら、外のベンチに座っていた


その時彼から着信が


「お疲れ様ぁ。」


「ごめん…こんな時間になっちゃった。今日やめよっか」


…………え。


こんなに待ったのに


待っててって言ったから待ったのに


悔しくて腹が立った。


「駅で待ってたんだけどね。わかった。じゃあね。」


冷たくあしらって電話を切った。


なんでなんでなんで


怒りは収まらない


悔しくて涙がでた








そうだ…T君に電話しよう
高校時代


彼と付き合って二年くらいの事


あの頃、彼は野球部で


毎日部活で私と会う暇なんてなかった。


しかし、彼は彼なりに一生懸命私に尽くしてくれた。


そんな彼の気持ちが足りないと自己中心的な考えが常にあった。


部活と私どっちが大事なの?


あってくれなきゃ別れる


そんな事を毎日思っていた。


そんな時に、ふと昔を思い出した。


寂しい時なにしてた?


あぁ、そうだ。


出会い系で話し相手を探そう。

あそこなら、高校生ってだけでちやほやされる。


そんな軽い気持ちから、


またどっぷりとはまっていった。


そこで知り合ったT君20歳。


彼は、九州出身で仕事をするためこっちにきたと言っていた。

こっちにきてまだ日が浅いから、友達がいないんだ。


そんな決まり文句から始まった。


最初はメールだけだった。


そこから電話になるまで時間はかからなかった。


電話を何回かしているうちに


「会いたいな」


と言われるようになった。


私にとって出会い系は出会う場所ではなく、話し相手を探す場所だった。


だから、会うなんて考えてもなかった。


しかし、


「会いたい」


「好き」


「抱きしめたい」


そんな言葉はあの頃の私にとって必要とされているんだと思わせる言葉だった。